物流センターを賃貸マンションへ建替えた事例

建替えのきっかけを教えてください

この周辺はもともと倉庫が多い土地で、昭和42年頃から当社（紙総合卸業）の物流センターとして使っていました。しかし、最近では住宅が増え、人通りも多くなりました。目の前に保育園もでき、毎日トラックが何十台も出入りするので、近隣からは「危ない」とクレームが入ることもあったんです。
こうした地域環境の変化や、老朽化によって修繕費がかなりかかることなどもあり、築50年経った建物を補修するか、取り壊して建替えるかを検討していました。ちょうどそのタイミングで、生和コーポレーション（以下「生和」）の営業の方が本社へ来られたのが最初です。

生和を選んだ理由は何ですか？

他社からはホテルやボルダリング施設の他、近所の人や園児のお母さんが集まるコミュニティスペースとして活用してもらうカフェのあるコンビニエンスストアと、図書スペースを併設した保育園をつくるという案もありました。地域に貢献できる建物にしたいという思いがあったので、実はその案にほぼ決まりかけていたんです。
しかし、運用の部分では投資も少ないがリターンも少ない。少子化も進みますし、長い目で見ると賃貸マンションが安定しているのではないかと。当社には230年という長い歴史があるので、新しく建てる建物も長いスパンで活用できるものにしたいと考え、最終的に生和さんの賃貸マンションに決断しました。生和さんがマンション事業以外の相談に対しても、親身になっていろいろアドバイスしてくれたことも大きかったですね。