NEXT STEP #39 PAULOWNIA TACHIBANA st. ポローニア立花通り
賃貸経営を考えたきっかけを教えてください
80年ほど前、祖父が土地を購入して家具店を始めました。長く繁盛していたのですが、時代の流れとともに商売が縮小していき、土地の一部をテナントビルとしてアパレル企業さんに貸していました。その状態で何とか収支が合っていたのですが、父の他界とテナントさんの退店が重なり、土地の維持が難しくなってきてしまいました。土地を「売る」か「活用」か悩んだ結果、先祖代々の土地を手放したくはないと、土地の活用を決意しました。
設計・施工は順調に進みましたか?
「和のイメージは残したいけど、和風すぎるのはダメ」や「垢抜けた、堀江にふさわしい雰囲気で」など、大枠のイメージをお伝えしてデザインを提案いただきました。主人がオーナーの想いが入りすぎた「独りよがり」の建物になると、全体のデザインが崩れてしまうことがあると心配していたのですが、工事の津田さんが私の意見をうまく取り入れながら、非常に良いものに仕上げてくれました。建設中も主人がよく見に行っていましたが、「とてもよくやってくれてる」と関心していましたよ。
生和を選ばれた理由を教えてください
私の主人が生和さんに相談のお電話をしたところからお付合いが始まりました。主人の方でいろいろと調べたのだと思いますが「この土地に建てられる規模で工事が信頼でき、建てた後の事も含めてトータルにお願いするなら生和さん」と決めていたようです。最初に対応いただいた時から、営業の髙田さんの印象が良く「この人になら安心して任せられる」と感じていたようです。最後まで他の会社の話は全く出ませんでしたね。
受け継いだ土地を活用できた
いまの心境を聞かせてください
この土地を残したいという思いは私の母が一番強かったと思います。いまは、マンション内の一室に部屋を設け、元気に暮らしていますよ。窓から見える風景が、以前と変わらないことをとても喜んでいます。父は生前「土地は一旦手放すと二度と買い戻せない」と言っていましたので、先祖代々の土地を手放すことなく活用できて安心しています。若い人から人気のあるエリアですので、貸店舗には素敵なお店も入り、長くお世話になった「街」のためにも良かったと感じています。
entrance
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奥行のあるアプローチ部は、和のテイストを取り入れた重厚感のある仕上がりに
事業転換に不安はありませんでしたか?
もちろんとても不安でした。大きな額のお金を借りることになりますし、賃貸経営なんて想像もつきませんでしたから。でも、このままでは土地を手放さなければならないことは確かでしたし、生和さんの提案はマンション建設期間中もテナント収入が入るように、別棟の建物を作るなど、私たちの事をよく考えてくださったものでした。賃貸経営だけではない、テナント収入を含んだトータルでの提案に「これなら」と納得し、お願いすることになりました。
今後の生和に対する要望はありますか?
髙田さんと津田さんのことを、主人も私も土地資産活用のプロとしてとても信頼しています。私たちの立場に立った資金計画から、設計・施工まではもちろん、「建てて終わり」ではない、日々の建物管理やオーナーの為の保険など、充実したアフターサービスに満足しています。「賃貸経営」というと、身構えてしまい心配もあったのですが、とても楽に感じられています。これから先、何十年も維持管理していくわけですから、ずっと変わらず今のようなサポートをお願いしたいですね。
PAULOWNIA TACHIBANA st.
●敷地面積/242.18㎡(73.25坪)
●建ぺい率/69.46%
●容積率/473.99%
●用途地域/商業地域
●建築面積/159.17㎡(48.15坪)
●構造/鉄筋コンクリート造 10階建
●施工延床面積/1300.27㎡(393.33坪)
●戸数/全27戸(賃貸部分×25戸、店舗部分×1戸、居宅×1戸)