1. 建築物の基礎
直接基礎とは
構造物の荷重を直接良好な地盤に伝達する形式の基礎。べた基礎とフーチング基礎に分類されます。地盤が良好な場合や、建物が比較的低層の場合に用いられます。また、地表ではなく地下の浅い箇所に良好な地盤がある場合は、ある程度根掘りをしてその地盤を露出し、直接基礎とする場合があります。
杭基礎とは
主に軟弱な地盤における構造物の建設において、浅い基礎では構造物を支えることができない地盤の場合に、深く杭を打ち込み、構造物を支える基礎をいいます。支持方式によって、支持杭と摩擦杭に分けられます。 支持杭では先端を支持層に到達させ、主として杭の先端に上向きに働く先端支持力によって荷重を支える。 一方摩擦杭では先端を支持層まで到達させず、主として杭の側面と地盤との間に働く周面摩擦力によって荷重を支えるやり方です。摩擦杭は、支持層がかなり深い場合に採用されることが多い事が特徴です。
2. 地盤調査
調査方法 | 概要 | 長所 | 短所 |
---|---|---|---|
スウェーデン式 サウディング試験 |
スクリューポイントを地盤に貫入させ、その時の貫入に要する荷重と回転数から抵抗値を測定する | ○ 試験装置・試験方法が簡単で容易に できる ○ 試験結果をN値に換算できる ○ 深度方向に連続してデータが取れる |
× 礫・ガラなどは、 貫入困難となる × 調査深度は10m程度が目安 |
ボーリング 標準貫入試験 |
ボーリングで孔を開けてレイモンドサンプラーを地中に打ち込む打撃回数(N値)を測定する | ○ N値から地盤の強度を推定できる 地下水位の確認ができる。 ○ 土が採取できるから、 土層の確認ができる。 |
× 作業スペースが大きい (4m×5m程度) |
平板載荷試験 | 基礎を設置する深さまで掘削し、基礎に見立てた小さな鋼板(直径30cmの円盤)に建物と同等の荷重をかけて沈下量を測定する | ○ 比較的短時間に 地盤の支持力を直接的に測定できる |
× 作業スペースがやや大きいこと |
3. 杭施工風景
4. 当社の品質管理体制について
ISO 認証取得企業 国際基準準拠企業
ISO 9001 は、製品やサービスの品質保証を通じて、顧客満足向上と品質マネジメントシステムの継続的な改善を実現する国際規格です。当認証は当社の品質維持の体制に対して認証をしております。特に、設計、工事部門では、品質マネジメントシステムに基づき、何回もの検証、検査活動を行います。その活動によって、各工程ごとに修正、改善を行い、品質を達成させています。
幾重にも渡る社内チェック体制を準備
現場監督がしっかり各工程をチェックするだけでなく、さらに上長が基準に即しているか確認し万全を期します。また現場の上長チェックだけでなく品質管理室という現場担当者とは独立におかれる機関が中立的に厳しく工事を確認しています。品質管理室は当社の品質基準に即した品質で施工できているか施工中における各工程毎の品質チェック、各種検査の実施等を実施しています。