- 建物を
しっかり支える杭工事 - 地面と建物をしっかりつなげて、
建築した後の何十年と先の未来へと
大切なお建物をつなげていきます。
場所打ちコンクリート杭工事
場所打ちコンクリート杭は、杭芯位置(杭を建て込む位置)にアースドリル掘削機のバケットを回転させながら、地盤を掘り進めます。アースドリル工法は掘削用のドリリングバケットを回転させることによって、地面に穴をあける掘削機と、小型の起動部と堀削部を分離し軽量化したものや植木用のエンジンタイプなど用途に応じて多種あります。アースドリル工法とはアースドリルを用いた径1.0~2.0m程度の大口径場所打ちコンクリート杭作製のための掘削工法のひとつ。掘削用のバケットをケリーバーと呼ばれる角形断面の棒を介して回転して掘削し、バケット内に土砂が溜まったとき引上げて排出する。通常はノーケーシングで行われるので、掘削時の孔壁保護のため安定液工法が併用される。目的の深さに達したとき、あらかじめ組み立てておいた鉄筋かごを挿入してコンクリートの打設を行う。比較的地盤 条件の制約を受けやすいが、施工性、経済性の点から多用されています。別名カルウェルド工法ともいいます。
※アースドリル工法は基礎工事の中でも比較的静かな工法で、既製の杭を直接打ち込みませんので気になる程の騒音・振動はありません。但し、工事が始まるまでは機械搬入とか機械の組み立て時に、一般的な工事現場で発する程度の騒音はあります。杭孔内壁が崩れないように安定液を注入しながら、支持地盤に1.0m以上かつ杭先端径の1/2以上の長さが貫入するまで孔を掘ります。杭孔に地上で組み立てた杭鉄筋を挿入し、コンクリート打設を行って施工完了となります。
〈ひとくちコラム〉試験杭土質サンプルについて
着工前の地盤調査では、深さ1.0mごとに地中からサンプルを採取して地盤の確認を行います。
試験杭の杭孔掘削時にも、上写真のように、1.0m ごとにサンプルを採取し、
着工前に採取したサンプルと同質かどうかを確認します。