築45年の会社事務所を建替え、事務所付き賃貸マンションへ

建替えのきっかけを教えてください

今から4年ほど前、以前の建物が築45年を迎えて老朽化していたので、「土地活用も視野に入れ、そろそろ何とかしないと」と思い始めたのがきっかけです。土地は、経営している会社の事務所と倉庫、自宅が入った建物が約100坪、その隣で経営していた駐車場が約300坪。両方合わせて400坪にもなるのに、自分たちでは単なる建替えにコンビニ経営をプラスするぐらいしかアイディアが浮かびませんでした。また、取引銀行を通じて分譲マンションの等価交換の提案を受けましたが、そうすると父から受け継いだ土地を手放さなければなりません。この土地は、会社と家族の歴史を刻んできたかけがえのないものなのです。「何か良い方法はないだろうか」と思案していたとき、生和の営業の方が来られて、いろいろ話を聞くうちに「この土地で事業を継続しながら賃貸マンション経営」という結論に達したのです。

生和の提案はいかがでしたか？

実は他社からも幾つかプランを提示されたのですが、生和さんの提案がベストでした。私たちは工事中も会社を移転させることなく、同じ場所で業務を続けたいと考えていました。生和さんはその思いをしっかり汲み取り、最初は古い社屋をそのまま使い、新しい建物が出来上がるとその1・2階部分を「仮使用」するという計画を提示されました。これなら工事中も住所や電話番号を変更する必要がなく､取引先に迷惑を掛けないのでまさに願ったり叶ったりでした。経営面においても、生和さんの提案が最も安心で納得できるものでした。例えば建物一括借上げに関しては、他社はあまり得意ではないようで、生和さんの独壇場でしたね。金利などの説明も丁寧で分かりやすく、疑問や不安を一つずつ解消することができました。間取りについても、綿密な市場調査を行った上で他物件との差別化が図れるファミリー向けを薦めてくださるなど、生和さんの提案はすべてにおいて信頼の置けるものでした。

地震対策にこだわられたそうですが

上町断層が近く、建物が14階建と高層なので、地震対策に十分気を配っておきたかったのです。生和さんは耐震・免震・制震とさまざまな地震対策がある中で、それぞれの長所・短所を踏まえた上で最善の提案をしてくださったと思います。例えば、「14階建なら初期コストや後々のメンテナンス費用を考えて、耐震等級1と2の間であれば十分」といった具体的なデータを基に、理解しやすく説明してくれました。また、ほかの建設現場に何度も案内していただき、建物の構造の理解に役立ったと思います。