NEXT STEP #55 H2138 エイチ ニイイチサンハチ
選ばれるデザインで
安定経営を実現
鉄と木が織りなす、
ミニマム × モダン
木と和紙でしつらえた「和」の空間は
住む人と訪れる人のコミュニティの場
建替えのきっかけを教えてください
もともとここには東京支社があったのですが、築50年も経っていたので建物の老朽化が進んでいました。社内からも「なんとかしてほしい」と要望が上がっており、かなり前から建替えは検討していたんです。2011年の東日本大震災の時にたまたま私(廣田社長)が東京支社に来ていて、かなりの揺れを経験したことも「これは建替えないとダメだな」と後押しになりましたね。
そこで、オフィスビルやビジネスホテルも視野に新しい活用法を考えていました。そんな折に、生和コーポレーション(以下「生和」)の営業さんからご連絡をいただいたのが最初のきっかけです。
生和を選んだ決め手を教えてください
他社からもホテルやオフィスビル、マンションなどさまざまな提案があったんですが、いちばんきめ細かく動いてくれて、誠意を持って対応してくれたのが生和さんでした。何度も岐阜の本社まで来ていろんなプランを提案していただきましたし、採算や収益など将来性が明確に見通せる計画だったことも決め手になりました。
生和がご提案したプランはいかがでしたか?
いわゆる一般的なマンションからデザイン性の高いものまで、いくつか提案してもらった中で、“ありきたりでない斬新なデザイン”がとても気に入りました。弊社はアパレルメーカーですから、外観にはこだわりがありました。ただ、この周辺は賃貸マンションが多いエリアなので、競争も激しいのではと思っていましたし、正直、本当にマンションでいいのか最初は不安だったんです。
しかし、タイル張りや石張りなどの似たような建物が多い中で、ファッションブティックでも使用されている「有孔折板(ゆうこうせっぱん)」という特徴的な素材を使った、モダンで明るい色の外観デザインが他と差別化されていて、とてもよかったです。スカートのドレープのような有孔折板のデザインがとてもオシャレですね。
また、会社の事業として納得のいく提案をしていただく必要がありましたので、こちらの希望収益も事前にお伝えしました。実際に提示された家賃設定が想定よりも高めだったので、入居があるか心配していましたが、竣工前に満室になってびっくりしました。1LDK・2LDKと二人でも住める少し広めの間取りにしてもらったことも、比較的ワンルームの物件が多いこのエリアでの大きな差別化につながったのではないでしょうか。当初の希望収益を超えた事業がスタートし、大満足ですね。
entrance
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木をふんだんに使った印象的なエントランス
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ベンチとしての機能も持つ御影石のステップ
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プライバシーと採光のバランスに配慮した障子の演出
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水色の和紙を全面に配し、インパクトのある印象的な空間に
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木の香りが漂う憩いのエントランス
外観やデザインで、特に気に入っている部分を教えてください
木をふんだんに使った和風のエントランスも気に入っています。木目調のタイルと天井からつり下げた木材が印象的であたたかみのある空間ですね。外から帰ってきた時に、とても癒やされると思います。ステキな建物を創っていただきました。
居室は生活空間をしっかりとりながら、収納が多いところがいい。広々とした開放感のある部屋が多いですね。賃貸住宅は長く住んでいただけることが一番なので、住み心地はとても大切だと思っています。
プロジェクトを進行する中で印象に残っていることはありますか?
生和さんは私たちの会社まで何度も足を運んできめ細かく対応してくれ、と
ても助かりました。特にプロジェクトに携わった人たちには感謝しています。重い有孔折板の見本をわざわざ持って来てくれたり、外観のカラーパターンもいくつか作って見せてくれたことで、会社にいながらいろいろ検討することができました。実際に外壁の幕が取れた時は、パースと同じでイメージ通りでしたね。ここを見に来た社員も「オシャレな建物ですね!」と驚いてましたよ。
今後、生和や物件に対して期待することがあればお聞かせください
エントランスの木や和紙などは経年劣化のことも考えた上でしっかりご提案いただきました。長期にわたる安定事業が実現でき、20年30年と時間を経るごとに価値があがっていく、そんなヴィンテージマンションになるといいですね。
model room
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白とグレーを基調にしたリビング・ダイニング。アイランド型キッチンから大空間が広がる
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生和独自のフローリングを採用。白や木調の家具が明るい印象を演出
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バルコニーにはスチール製のパンチパネル「有孔折板」を配置。プライバシーを守りながら光や風を通す
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賃貸のイメージを覆すワンランク上のバスルーム
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ゆったりとしたトイレには手洗器を設置
concept room
オーナールームとしての提案も見据えた小上がりが印象的なリビングルーム。
住む人の用途に合わせて、多目的に使える「小上がり」が特徴のモデルルームです。空間を広々と使った自由で開放的な間取り、分譲マンションクラスのハイグレードな設備、選りすぐりのアイテムを用いたコーディネートで、クオリティの高い生活空間をご提案します。
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リビングの小上がりはバルコニーへフラットにつながり、縁側のような空間を演出
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小上がりに寝具を置いてベッドスペースに。住む人に合わせてさまざまな使い方が可能
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壁面いっぱいに設置した棚は、ディスプレイを楽しむ “見せる収納” に
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バルコニーにサイドテーブルを置けば、贅沢な時間を過ごせるお気に入りの場所に。有孔折板が光と風をほどよく採り入れてくれる
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天気の良い日には、外に椅子を持ち出して読書を楽しむなど、
一人の時間を楽しむこともできる
H2138
●敷地面積/411.13㎡(124.36坪)
●建ぺい率/80%
●容積率/500%
●用途地域/商業地域
●建築面積/298.15㎡(90.15坪)
●構造/鉄筋コンクリート造12階建
●施工床面積/3431.92㎡(1038.16坪)
●戸数/全44戸