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- SPECIAL FEATURE
- 電力逼迫の夏を乗り切るために
今から始めたい、事業所内の節電対策
「省エネ」をテーマに、事業所の節電対策と、”エコ住宅”新築・リフォーム支援制度をご紹介します。
事業所での節電のコツは?
現状把握と目標設定。その上で具体的対策を
東京電力が法人向け電気料金の値上げを発表し、議論を呼んでいます。夏の電力不足が懸念されるなか、料金値上げは企業や工場によっては死活問題。そこで、事業所の節電のために、4つの視点からの節電対策をご紹介します。
まず必要なのは、電気使用量の現状把握。その上で、具体的な削減目標を従業員で共有しましょう。主な電気製品ごとの電気使用量を、消費電力計測器等を導入し「見える化」することも有効。第2は不在時の消灯徹底や空調設定温度の変更など、運用面の対策。 第3は定期点検やフィルター類の清掃など、設備保守面での対策。そして最後が、最新型省エネ機器などの設備導入による対策です。運用面対策に比べ、初期費用はかかりますが効果は大。長い目で見れば、ぜひ取り入れたいところです。
以上に加え、最近耳にする「4S=整理・整頓・清潔・清掃」の意識も重要。無駄のない行動原理で、仕事の効率を上げれば、業務での電力使用なども減らせるうえ、室内の風通し改善による空調効果UPなどの期待も。さらに節電を推進できます。
上記を踏まえ、対策費用と効果を考慮したプランを立てましょう。
支援制度「住宅エコポイント」の
概要とメリットは?
「住宅エコポイント」は政府によるエコ住宅の新築・リフォーム支援制度。基準を満たした新築・リフォームに対しポイントが発行されるシステムです。2011年にいったん終了しましたが、東日本大震災の被災地復興が目的に加わり、再開、継続されることになりました。
エコ住宅新築の場合、集合住宅でも1戸あたり15万ポイント(震災被災地なら30万ポイント)が発行され、太陽熱温水器などの太陽熱利用システムを設置すると2万ポイントが加算。ポイントは各種「エコ商品」や被災地の産品などの「復興支援商品」と交換できるほか、エコに関する追加工事への一部充当も可能です。
エコリフォームでは、窓や外壁などの断熱改修に対し、2千~10万ポイントが発行され、加えて節水型トイレなど省エネ性の高い住宅設備を設置すれば、さらにその分のポイントが。付与されるのは合計30万ポイントが上限ですが、耐震基準に適合していない住宅の耐震改修工事には、別枠として15万ポイントが加算されます。
2012年10月末までの期間限定の為、省エネや耐震補強、被災地復興支援をお考えの方は、この機会にリフォームや建て替えを検討されてはいかがでしょうか。
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- Vol.95不動産の放置リスク・活用リスクを考える
- Vol.99相続に備えた底地(貸宅地)・借地の売却・買取りを考える
ONE POINT!
●節電.go.jp
(政府の節電ポータルサイト)
●経済産業省
http://www.meti.go.jp/setsuden/electricity.html
●一般社団法人全国地球温暖化
防止活動推進センター
http://www.jccca.org/about/works/setuco2_7.html
●一般財団法人省エネルギーセンター
http://www.eccj.or.jp/dict/index.html