ファミリー層をターゲットとした賃貸住宅
増えつつある「一生賃貸」派
この数十年、全国の世帯に占める借家住まいの割合は、ほぼ4割で推移しています。東京都では45.8%が賃貸住宅に住んでおり(平成25年)、「一生賃貸で暮らすつもり」と考える世帯が増加しています。給料が上がったら賃貸から持ち家へ、というステップが当然のように思われていた時代ではもはやないのです。
ライフスタイルの多様化、楽観的な人生設計を支えていた終身雇用の崩壊、震災によって失われた住宅資産……持ち家意識の低下にはこうした様々な要因が考えられます。「取得から借りる」へ、そして「仮住まいから永住」へ。賃貸住宅は人生の長いパートナーという地位を獲得しつつあるのです。
ファミリー層も意識した賃貸物件の設備の必要性
長く住み続けるものとして賃貸住宅を考えた場合、単身者だけではなくファミリー層も意識した賃貸経営が求められます。幅広い年齢層に満足していただくため、設備の充実はもちろん、建物のグレード感も必要となってきます。
DINKS、子持ち夫婦、高齢夫婦など、ファミリーといってもその形は様々です。ある程度ターゲットを絞り込んで賃貸事業計画を立案する方法もありますが、一つの建物で多様なファミリーに対応できるようであればベターでしょう。
当社が設計・施工を行う賃貸住宅は外観や内観のグレードが高く、分譲マンションなどと比べても遜色がありません。機能的で使いやすいキッチン、ゆったりとしたバスルーム、収納豊富な洗面台、遮音性の高い床など、住宅設備もハイグレードなものを用意しています。
オーナー様は、こうした特長を持つ当社の賃貸住宅により、長期の入居契約による安定した家賃収入を期待することができます。また、入退去の頻度が低いため、空室リスクや室内のリフォーム費用などを抑えることでき、安定した資産運用を行うことが可能になります。
様々な層のニーズに応える賃貸住宅
様々な世代が共存する「コミュニティ賃貸」
入居者様に愛着を持って長く住んでいただくため、各社がターゲットニーズを検討し、ペット共生型や女性向け、子育て家族向け、シニア向けなどの賃貸住宅を企画。共通のニーズや意識を持つ入居者様のコミュニティ作りに配慮した「コミュニティ賃貸」をうたい文句とする会社も増えています。
当社では様々な世代の共存を目指し、エントランスでコミュニケーションを育むという考え方の商品を開発。「キッズデザイン賞」を受賞しました。
「コミュニティエントランス」と名付けられた賃貸住宅の共有エントランスが、入居者様同士の豊かなコミュニティを形成。自然に人が集まる空間となり、子供たちの見守り効果も期待できます。
ライフスタイルの変化に対応する住空間
住み慣れた場所への愛着や、引っ越しに伴う経済的負担の低減などが、長く住み続けたい理由として挙げられます。しかし、家族が増えたり、子供が大きくなったりして、住み続けることが難しくなる場合も少なくありません。
ライフスタイルの変化があっても住み続けられる賃貸住宅を実現するため、当社では様々な入居ターゲットに合わせた間取りプランをご用意。子供の成長に合わせて組みかえられる収納棚も開発中です。この天井まである収納により間取りの変更が可能で、個室を増やしたいというご希望に応えます。
機能的な動線計画や、戸建て感覚の間取りなど、入居者様の視点で暮らしやすさを考えていくことが大切です。当社ではオーナー様と入居者様双方のご満足につながる提案をご用意しています。