テレワークの普及が変える住まいのニーズ
緊急事態宣言解除後も定着するテレワーク
新型コロナウイルスの流行で様々な行動が制限され、暮らし方や働き方が大きく変わりました。働き方改革のキーワードの一つであるテレワークの動きもさらに加速し、多くの人が在宅勤務を経験することになりました。
緊急事態宣言は2020年5月下旬に解除されましたが、テレワークを定着させる方針の企業も多いようです。これに伴い、パソコンや周辺機器、デスク、チェアなどの購入・買い替えの需要が高まるだけでなく、仕事がしやすい住まいへのニーズも高まっています。
在宅勤務から生まれた住まいへの新たなニーズ
リクルート住まいカンパニーが行った調査によると、自宅でのテレワークで不満・不便と感じていることの1位が「オンオフの切り替えがしづらい」。以下、2位「仕事に適した共用部(ワークスペース)が充実していない」、3位「仕事の資料、PCなどの置き場、収納スペースがない」で、仕事に専念できるスペースがないという悩みが上位に来ています。(図1参照)
同社の別の調査では、テレワークのため自宅内で工夫したことの1位は「仕事の資料、PCなどの置き場、収納スペースを作った」、2位が「ネットワーク環境を整えた」でした。やはり、ワーキングスペースと環境の確保が住まいづくりのポイントとなりそうです。
賃貸住宅を変える当社の取り組み
コロナ禍によってテレワークが普及する以前から、当社では働き方改革による暮らしの多様化を先取りし、これからの賃貸住宅に求められる様々な設備をご提案しています。リビング脇のワーキングスペースや、置き配に配慮した共有部の棚などは今後のスタンダードとなり得るといえるでしょう。(図2参照)
共用部の清掃や消毒も徹底。換気システムでは、玄関側に換気箇所を作り、窓側から玄関側へ自然な換気を実現します。換気システムの充実は感染症対策として有効です。セキュリティ性能が高い非接触キーの採用は、エントランスなどの共用部における衛生面においてメリットがあるだけでなく、エントランスの扉とエレベーターを連動させることで利便性も高くなっています。
在宅ワークに適した住環境の実現
新たなライフスタイルに対応する生和の賃貸住宅
テレワークの広まりと在宅時間の増加により、賃貸住宅にも大きな変革が求められています。当社ではこうした変化に対応できるオプション設備やサービスを充実させています。
従来比約2倍の通信速度を実現した超高速回線とWi-Fi 6でテレワークをサポートします。増えた仕事道具の収納や、WEB会議の際に背景に生活感が出ないようにするためのワーキングスペースも確保。プライベート空間と仕切ることでオンオフの切り替えができ、生活にメリハリが付けられます。
衛生面を高めるオプションも各種ご用意。「暮らす」と「働く」を両立させる入居者様のニーズに応えた賃貸住宅をご提供いたします。