NEXT STEP #74 TAKACHIHO BASE 01 高千穂ベース 01
日本で有数の大空間倉庫を実現
遠い将来を見据えた建物提案
柱のない大空間を実現した確かな技術力
倉庫の設計でこだわったポイントは?
【社長】倉庫というものは何十年も使う施設ではありません。だからこそ最低でも50年は使えるものを建てるつもりでした。でも50年先にどのような事業をしているか分かりません。今は10年先のことも分からない時代ですからこの先どのような状況になっても「フレキシブルに使える倉庫をつくる」ということを決めていました。それで体育館のような大空間で柱や間仕切りもなく、さらには防火区画もない大きな倉庫を要望しました。大空間をつくることができれば事業内容が変化しても柔軟に対応できます。例えば、お客様からのオーダーに対しても「ここに壁があるから作業ができない。そのためこの仕事は受けられません」ということにはならないと思います。建物の構造が自分たちの仕事を制限するのは勿体ないことです。未来のことは誰にも分かりません。その「分からないこと」に備え「どのようなことにも対処できる倉庫をつくる」というのが最大のこだわりでした。
印象に残ったエピソードは?
【社長】例えば私が「こんなふうにできませんか?」と希望を伝えると、生和さんは目を輝かせていた。「お客様の要望をどのようにして叶えるか」という課題に対して、チーム一丸となって取り組んでくださる。「うちはこうだから出来ない」、「こういう制約があるから難しい」という返答はされたことがない。そこが他の業者さんとは大きく異なる点でした。ほかの業者さんに「こういうの付けられますか?」と聞いても、先に予算があるから「できない」と返答されました。予算さえ出せば、本当はできるはずです。生和さんはオーナーさんの気持ちを汲んだ上で「できます」と言ってくださり、法的な課題・構造的な課題をクリアしてくれました。「その場合の利回りも計算しておきます」と安心材料も同時に提示してくださる。オーナーさんの選択肢を制限することがない。そこがほかの業者さんとは異なる点です。お客様にあらゆる選択肢を与え、その中から何を選んでもらうかという仕事の進め方をされてます。仕事の価値とは、お客様の要望をどうやって叶えるかについて必死になって考え、その実現のために努力することにあると思います。私はそのように考える人と付き合いたいし、仕事をお願いしたいと考えています。自分たちのルールの中だけで仕事をしているのか、生和さんのように顧客目線で仕事をしているのか、その違いに尽きると思います。
生和への要望は?
まったくないです。十分に満足しているし、生和さんのおかげでこちらが成長できたところもあります。先日、同業の方やご近所様から「このような倉庫は初めて見た」「この建物ができて街の雰囲気が明るくなったね」という言葉をいただきました。もうそれだけでも十分嬉しいです。これからも生和さんと一緒に今までにない建物を、ほかの業者様がつくっていないものを、多くの人たちに喜んでもらえる建物を実現できたらと思っていす。
REPEAT
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1棟目/LIBRA IJIRI
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2棟目/ARIES名島
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3棟目/TAKACHIHO BASE01
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4棟目/(仮称)上牟田1丁目PJ
TAKACHIHO BASE 01
●敷地面積/12,781㎡(3,870坪)
●建ぺい率/40%
●容積率/200%
●用途地域/工業専用地域
●建築面積/5,081㎡(1,537坪)
●構造/鉄骨造1階建て
●延床面積/1445.46㎡(437.25坪)
●区画/倉庫1区画