マンションの内装工事の工程・工法・ポイント

マンションの内装工事の工程・工法・ポイント

部屋の見た目だけでなく
機能性も高めます
断熱材や遮音材も施工し部屋の機能性を高め、
同時に内装を整え入居者が住まう準備をします。

内装工事1

断熱工事

室内の結露を防いだり、温熱環境を整えるために断熱工事を行います。住戸部分の外気に接する壁、柱、梁の断熱は室内側にウレタンを発砲させながら吹き付けます。吹き付け厚さはピンを差し込んで確認します。一部ウレタン以外の材料で、断熱を行う箇所もあります。

間仕切り軸組み・天井下地工事

間仕切り壁・天井下地は、軽量鉄骨や木軸を芯材に使用してつくられています。取り付け位置、垂直精度、軸間隔に注意しながら施工します。

ボード貼り工事

クロスの下地となる石こうボードは、軽量鉄骨や木軸の下地にビスで固定します。また、部分的に断熱ウレタン面に接着剤をだんご状に塗り、石こうボードを押し付けて貼るGL工法を採用している箇所もあります。

二重床工事

室内の床は、コンクリートの上に置床を重ねる二重床構造となっています。この置床の支持脚にはクッションのゴムが取り付けられていて、弊社の物件はすべて置床40等級を確保しております。

〈ひとくちコラム1〉断熱材について

断熱材には、断熱性能の高いウレタンやスチレンフォーム板などが使われてます。
断熱材を室内の外部に面する部分に使用することにより、冬の寒さ、夏の暑さをやわらげ、
空調の省エネルギー効果を高めることができます。

〈ひとくちコラム2〉床遮音等級LL-40とLL-45の違い

軽量床衝撃音(LL)とは、たとえばマンションの上階でイスを引きずる音やスプーンを落としたときに発生する音のことで、等級数値が少ないほど遮音性能が優れています。
日本建築学会では、LL-45等級は学会推奨レベルに位置し、「スプーンを落とすとかすかに聞こえ、上階の生活が多少意識される状態」なのに対し、LL-40等級は特別仕様レベルとされていて、「気配は感じるが気にはならず、上階で物音がするがこする程度」と表現しております。

内装工事2

クロス貼り工事

ボードの継ぎ目やビスの頭が目立たないようにパテで下地処理を施した後、接着剤(のり)を用いてクロス(壁紙)を貼ります

間仕切り軸組み・天井下地工事

フローリングとは、一方の側面が凸、他方の側面が凹になった形状の本実(ほんざね)加工を行った木材で、これを多数組み合わせることで、床全体を隙間無く覆うことができます。一般的には、表面保護のため、フローリングの表面にワックスを塗布いたします。

〈ひとくちコラム〉フローリング材の伸縮について

フローリングの割り付けは、基本的に部屋の中心部から行い、寸法の調節は壁際で行います。
木材は吸湿または乾燥によって伸縮をおこしやすいため、壁際の巾木の下で、
壁とフローリング材の間に「あき」を設けて施工します。

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