- 人間に例えれば
化粧の工程 - 無機質な鉄筋コンクリートにも彩りを与え、
様々な表情を形作っていきます。
外装工事
タイル貼り工事
外壁は一番タイルが使われているところのひとつです。マンションの外壁はもちろん、ビルや住宅の外壁にも使用されます。外壁タイルの種類は様々ですが、その建物の印象を決めるだけでなく、耐火、耐水、耐久性を高めてくれます。他の建材と比べて、メンテナンスがあまりかかりません。
タイル貼りの施工方法もいろいろありますが、タイル専用の張付けモルタルを外壁に塗り、その上からタイルを押え込んで貼る圧着貼りが一般的な施工方法となります。
吹付・塗装工事(外壁・天井)
吹付・塗装工事は、吹付タイルやリシンなどの仕上げ材を外部の壁や天井に塗ったり吹き付けたりして仕上げる工事です。
吹付タイルは主に壁に使用する材料で、右の写真のように凸凹模様を付けて仕上げます。リシン吹付は主に天井に使用する材料で、右写真のように砂状の吹付材を吹き付けて仕上げます。
吹付・塗装仕上げは下地への密着性に優れていて、作業性が高いため、安定した仕上がりが可能な施工方法です。好みに応じて任意の調色ができるのも特徴です。
〈ひとくちコラム〉タイル検査について
タイル工事が完了しましたらタイルの検査をおこないますが、この検査には2種類あり、
打診検査と引張り試験があります。
打診検査は、打診用テストハンマーを使用して、タイル全面に渡って表面をたたき、発する音の差でタイルの浮きがないかを検査します。浮きがない場合は重い音、浮きがある場合は軽い音がします。
引張り試験は、タイルの接着力を測るために、専用の試験機を施工したタイルに取り付けて検査します。
タイルが剥がれた時点で引張り強度を測定し、規定の強度以上の数値が出ますと合格になります。