ルーツ渋谷本町
2024年度 グッドデザイン賞を受賞
史上初、中高層賃貸マンションで5年連続受賞※
生和コーポレーションは2024年度GOOD DESIGN賞を
集合住宅「ルーツ渋谷本町」で受賞しました。
今回で9物件目、2020年度から5年連続の受賞となります。
中高層の賃貸マンションでは、5年連続受賞は当社が史上初※です。
※当社調べ
日常と非日常のはざまで暮らす
INTRODUCTION
都心の集合住宅において、事業性を追求し面積効率の最大化は必要不可欠である。
しかし、そこに僅かな変化を与え小さなアイデアを積み重ねることで、
日常と非日常のはざまを埋める隙間のような余白を、
生活に取り込むことができるのではないだろうか。
余白とは、流れをよけ留まることのできる場所。
日常と非日常の時間と場所の様々な狭間(はざま)を隙間のような余白の場で繋ぐ。
それは住民同士の小さな接点、災害時の地域連携を促す場所としても機能する。
はざまと余白から生まれる、緩やかな人との繋がり
現代の人間関係は多様で、集団を前提とせず個人が緩やかに繋がることができる場が必要である。
共用部に小さな接点を作ることで、カジュアルなコミュニケーションを誘発する。
日常と非日常の切り替えから生まれる防災への意識
災害への備えは特別なことではなく、
日常と防災は隣り合わせであり生活の延長に防災の意識を喚起することが重要になる。
住宅は生活だけでなく、シェルターとしての役割も求められるようになった。
閉じた空間ではなく、気軽にアウトドアに触れる環境があることで開かれたシェルターとして普段使いできる。
集合住宅の建築形式が、都市インフラとして機能する可能性
個人の生活を豊かにする操作が、住民同士が繋がるきっかけとなり、
周辺エリアを巻き込んだ防災にも関わりを持てるとすれば、
集合住宅という建築形式が事業という枠を超えて、災害時や日常の都市インフラとして機能する可能性を秘めている。
周囲の環境と関係を持ちながら、事業性だけでなく
多様で豊かな暮らしと地域連携の両立が
これからの賃貸集合住宅に求められる条件になるのではないだろうか
PLAN
構造/RC造 6階建
総戸数/賃貸27戸
敷地面積/338.56㎡(102.41坪)
施工床面積/1,470.74㎡(444.89坪)
建ぺい率/69.96%(90%)
容積率/299.39%(300%)
用途地域/近隣商業地域