- トップ
- 建築・ソリューション
- 生和の品質ガイド
当社がお薦めする賃貸マンションは、高層ビルや高速道路、橋や駅舎といった都市インフラと同じ鉄筋コンクリート造です。高品質の鉄筋とコンクリートを厳選して用い、建物全体を頑強に造り上げる鉄筋コンクリート造が入居者様の安心を、そしてオーナー様の大切な資産を、数世代にわたって守り続けます。
当社では、建物の要となる柱と梁の基本性能を徹底的に追及することで、それぞれの構造耐力を高めています。「住宅性能表示制度」に基づく建物の構造の強さの指標である「耐震等級」のうち、等級2以上の設定も可能です。(※オプション)
当社では、大きな力がかかる柱に対しては、帯筋として溶接閉鎖型筋という鉄筋を使うことで、柱の粘り強さが向上し、一層耐震性を高めることができます。(※柱・梁の接合部分及び間柱は除きます)
耐震等級2の対応として、あばら筋の間隔を狭くすることでせん断力※への強度を高めることができます。
※ハサミで挟み切るときのように、物体の断面にズレをおこす力
1995年(平成7年)1月17日に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)。当時、京阪神間で当社の施工物件・建設中物件は350件以上ありましたが、幸いそのすべてで全半壊などの大きな被害はなく、「生和の賃貸マンション」の頑強さを証明する結果となりました。
当社では、柱や梁など建物の構造自体を頑丈にすることで、地震の揺れに耐え得る強度を実現する耐震構造のほかに、建物と地盤との間に特殊な免震装置を設けることで、建物に伝わる地震の揺れを低減する免震構造(※オプション)での実績もあり、土地の性質やご予算などを踏まえた上で、最適な構造をご提案します。
鉄筋コンクリート造は、火災発生から建築物の倒壊まで、建築基準法が要求する耐火性能の時間を経過しても、建物の強度を保持できる性能を有しています。床・壁・天井が一体構造の鉄筋コンクリート造は、外部からの延焼に優れた耐火性を発揮し、入居者様の安心とオーナー様の資産を守ります。
万一の火災時に、建物内部への火の広がりや煙による被害を防ぐために、延焼防止を図っています。上下のコンクリート床を貫通する排水管は、火災が発生した場合、熱膨張材がパイプの内部を完全に閉じて塞ぎ、壁貫通部分は熱膨張材が火災時に5~40倍に膨張して、貫通部を完全に閉塞します。
快適な暮らしを実現するためには、外部からの音をいかに遮り、住戸内の音をいかに漏らさないかが課題となります。この課題を解決してくれるのが、遮音性に優れた鉄筋コンクリートです。
木材や鉄骨などほかの構造材と比べて比重の大きい鉄筋コンクリートは、適切な厚さを確保すれば、80デシベル(地下鉄の車内レベル)の音を30デシベル(深夜の郊外レベル)にまで抑えることができるほどの遮音性を発揮します。
当社では業界トップクラスの遮音性を追求しています。妻側外壁に150~200mmのコンクリート厚を持たせることでマイナス50デシベルの遮音性を実現。住戸間の戸境壁と戸境床には、150mm以上のコンクリート厚を確保。戸境壁は、吸音材と強化石膏ボードの2重貼り、軽量鉄骨スタッド、壁仕上げ材の4重構造、戸境床は防振ゴム付きの指示脚で床パネルを支える構造とし、生活音の低減に努めています。
住空間の心地よさを左右する重要な要素が、室内の温熱環境。床・壁・天井といった建物の本体部分に隙間がない鉄筋コンクリート造は高い気密性を誇り、もとより外気温の影響を受けにくい構造ですが、当社ではより快適な住み心地を求めて断熱材の性能にもこだわっています。
当社では、断熱材に一般的なグラスウールやポリスチレンフォームより優れた断熱性を持つ硬質ウレタンフォームを採用。外部からの熱の伝導を低減し、内部の熱を逃さないことで省エネルギーを実現しています。また、外気温の影響を最も受けやすい最上階住戸の天井下部、最下階住戸の床下部にも硬質ウレタンフォームを採用し、熱気や冷気を外から伝えにくくする構造としています。
窓ガラスに高い遮熱性と断熱性を確保するため、複層ガラスの内側に特殊金属膜(Low-E膜)をコーディングしたLow-E複層ガラスを採用し、省エネ性能を高めています。(※オプション)
コンクリートは経年によって中性化するという性質があります。これは大気中の二酸化炭素がコンクリート内に侵入し、コンクリートのアルカリ成分を奪って中性化させ、その結果、鉄筋を腐食させてコンクリートにひび割れを引き起こすという現象です。当社では、建物の耐久性を維持するために定期検診を実施することにより、コンクリートの経年による中性化を完全に防ぐことはできませんが、劣化スピードを可能な限り抑えることで、建物の強さと美しさを長きにわたって守ります。
各工程で社内検査を行い、それをクリアしなければ次の工程に進むことができない体制を構築しています。検査記録は全てデータ化し、工事終了後も長期間保管します。
建物の荷重を支える杭を、地耐力の大きな地盤で(支持層)まで打ち込む、建物の堅牢さを高める上で極めて重要な工程です。オーナー様の大切な資産を末長く維持できるように、専門の作業員が検査項目をすべて確認した上で次の基礎工事に進みます。
基礎躯体工事は建物の荷重を杭に伝えていき、しっかりとした土台造りをする重要な工程です。地中梁・配筋を施した後、コンクリートの打設を行います。
柱・梁・壁・床といった躯体(建物の本体部分)を形づくる工程です。建物の骨組みとなる配筋を行い、コンクリートを流し込むために型枠を作った後、コンクリートの打設工事に入ります。
内装工事といっても、クロスやフローリングといったインテリアを仕上げるだけにとどまりません。断熱処理や遮音性を高める二重床の構築といった、機能性に大きくかかわる目に見えない部分の仕上げも行います。
建物の美観を決定づける外装工事は、人に例えれば化粧に当たります。外壁タイルを張るための下処理など、長期間にわたって外観を美しく保つために必要な作業を入念に行います。
外装とともに、門やフェンスといった外構も建物の印象を左右する重要な要素です。スムーズで安全なアプローチの構築といった機能面の充実はもちろん、入居者様にも街にとっても誇りとなる「美」の創造を目指して工事に取り組みます。
当社では、各現場における安全確保に社内一丸となって全力で取組んでいます。各関連機関の指導を得て「安全品質大会」を毎年開催し、さらに安全教育講習会への積極的な参加や技能資格取得を促すことで、安全意識・技術の質的向上を目指しています。また、各作業所でのゼロ災害の達成を目標に、安全パトロールを毎月実施しています。