鉄筋コンクリート造
火に強く、地震に強い。
耐久性に優れ、高い遮音性を誇るなど、
信頼と快適を高レベルで実現する構造です。
構造
鉄筋を組み合わせ、周囲にコンクリートで固めた構造。
圧縮力に強い「コンクリート」と引っ張り力に強い“鉄”両者の利点を活かしてより優れた耐久性を実現した構造体です。
強化したコンクリート(Reinforced Concrete)を省略して「RC造」と呼ばれています。
耐震性・耐久性
鉄筋コンクリート造は建物重量が重く、さらに基礎・柱・梁・床・壁・天井などを一体化した継ぎ目のない構造なので、優れた耐震性を備えています。高い安全性能が求められる高層ビルや高速道路などに多く用いられていることからも、その優れた性能をうかがうことができます。
また法定耐用年数は、さまざまな工法・構造のなかで最も長い47年に定められており、資産価値として長く維持できるものとして認められています。
耐火性
通常、火災発生から10分後に温度は450℃に達し、約20分後には900℃に達します。木造・鉄骨造は300℃を超えると温度上昇とともに建物の強度は低下し、約20分後(900℃)には、崩壊してしまいます。それに対して、鉄筋コンクリート造は火に強いコンクリートが鉄筋を覆い守った構造のため、2時間を経過しても建物の強度を保ち続けます。万が一の火災でも被害を最小限に抑えることができます。
遮音性
賃貸住宅で入居者様に重要視される遮音性(防音性)。安定した入居率にはすぐれた遮音性能(防音性能)が必須です。
遮音性能(防音性能)は物質の比重の大きさに比例し、単位あたりの重量が重いほど遮音効率が良いとされています。木材や鉄骨造の壁材と比較して抜群の比重を示す鉄筋コンクリートは、80dB(電車の中)の音も30dB(深夜の郊外)まで抑えることができるほど遮音性(防音性)に優れた材料です。