- 断熱はしっかりと
建物全体を断熱材で覆います - 断熱効果をしっかり得るには
断熱処理を建物全体として行うように覆います
丁寧な施工が高い断熱性を実現します
冬は暖かく、夏は涼しいを造ります
断熱工事は、その建物の中で人が住まうにあたって、快適に住む事ができるかという、基本的な住性能に係わる大事な工程です。一方で非常に細かな工程が多くミスが多発しやすい施工にあたっては細部までチェックを行い、ミスがないよう設計に基づいてしっかり実施できているか確認しながら進めます。確認するべき基本的な項目としては、隙間なく断熱材で建物全体を覆うようにして施工しているかどうかという点です。断熱材に隙間などがあると、その性質上十分に性能を発揮する事ができないからです。次の項目とてしては断熱材のずれ下がりが無いかどうかです。
隙間なく断熱材を外壁面内部に施工したつもりでも、時間の経過と共に断熱材がずれ下がってくることがあるため、そこには注意をしなければなりません。そして気づきにくい点ですが床下の断熱材の落下がないかどうかも確認しなければなりません。床下の断熱材が垂れ下がったり、ひどいケースになると完全に落ちてしまっている場合もあるため要注意ですこれらの問題は施工進行中に指摘されるケースが多いのですが、最後まで気づかず新築住宅の検査時など最終局面になって初めて発見されることもあるため要注意です。断熱材の素材によって、施工方法も異なるため、それぞれの正しい施工方法も実施されているか確認しなければなりません。
グラスウールで建物の外壁内部を覆う場合は、その耳の部分を重ねて施工するのが一般的であり、その重ねがなされているかについても確認するべき項目です。断熱材のとめについても、タッカーで適切な箇所にとめられているか確認する必要があります。
縦方向で断熱材に継ぎ目を作る場合には、隙間ができないように防湿テープで補修できているかも確認が必要です。同様に、筋交いのところで断熱材を分断している場合にも隙間が生じないようにしているかチェックが必要です。