インターンシップ
プログラム 2017

INTERNSHIP PROGRAM REPORT

生和コーポレーション × 建築家 川辺直哉

インターシップ プログラム
実施レポート

生和コーポレーションでは新たな取り組みとして、2日間にわたるグループワーク型のインターンプログラムを実施。24名の参加学生は6チームに分かれ、賃貸マンション「フェリシテ」(都内竣工予定のRCマンション)を舞台に、キバコ※を使った空間提案・生活提案に取り組みました。

参加学生は、学校で習得した専門スキルや知識を実際の物件に応用することで、コンセプトに沿って課題に取り組むこと、チームの意見を一つにまとめること、時間内に答えを出すことなど様々なことを体験しました。また、物件の監修を手掛けた川辺直哉先生に講評いただき、“プロの仕事”をよりリアルに感じられる機会となりました。

キバコとは?

FUTURE in BOX キバコを使った間取り提案

キバコ

課題

スケジュール

現場見学からプレゼンテーションまでの各シーン

DAY 1

01 「フェリシテ」工場現場を見学

01 「フェリシテ」工場現場を見学建築中の状態から実際の室内をイメージするのも訓練です。現場監督の案内のもと、施工の特徴を理解し、課題に活かします。

02 モデルルーム見学

02 モデルルーム見学「フェリシテ」の広さに近いモデルルームを見学。家具やキバコを置いたときの空間をイメージし、アイデアを膨らませます。

03 コンセプト案出し

03 コンセプト案出しチームごとにライフスタイルを想像し、具体的なイメージを思いつく限り付箋に書き出します。集まったアイデアをもとに意見交換を重ね、コンセプトをしぼり込んでいきます。

DAY 2

04 コンセプトまとめ

04 コンセプトまとめ多角的に情報収集することも必要です。自分たちだけでは思いつかないようなアイデアを情報収集し、コンセプトを磨いていきます。

05 1/50の模型作り

05 1/50の模型作りキバコや家具のレイアウトに、ピンセットを使い奮闘。模型やプレゼンシートを用い、コンセプトを分かりやすく、魅力的に伝えられるよう試行錯誤を重ねます。

06 プレゼンテーション

06 プレゼンテーションプレゼンテーション資料の構成や発表方法も学生が検討。学生ならではの自由なアイデアから実用的なものまで、提案のバリエーションはさまざまです。

ギャラリー

「フェリシテ」工事現場を見学し、現場監督から施工の説明を受ける。 「フェリシテ」工事現場を見学し、現場監督から施工の説明を受ける。

モデルルーム見学での集合写真 モデルルーム見学での集合写真

住む人のライフスタイルを想像して、意見交換を重ねる。 住む人のライフスタイルを想像して、意見交換を重ねる。

メンバーで出し合ったアイデアをまとめ、コンセプトをしぼり込んでいく。 メンバーで出し合ったアイデアをまとめ、コンセプトをしぼり込んでいく。

アイデアから間取り作りだし、模型にキバコを配置します。 アイデアから間取り作りだし、模型にキバコを配置します。

自分たちのアイデアだけでなく情報収集を行い、コンセプトをブラッシュアップしていく。 自分たちのアイデアだけでなく情報収集を行い、コンセプトをブラッシュアップしていく。

迷いが出たら社員の方からアドバイスをもらい、よりよい形に仕上げていく。 迷いが出たら社員の方からアドバイスをもらい、よりよい形に仕上げていく。

結果発表・講評

最優秀賞 Aグループ/タイトル:L空間~space of liberty~/コンセプト:Lで部屋を区切る多様性のある空間/ライフスタイル:単身

限られた空間に多様性を生み出すキバコをL字型に配置することで、プライベートの時間や就寝用との「閉鎖的な空間」、パブリックや食事用との「開放的な空間」、その中間にある「自由な空間」に分けるというアイデア。

建築家 川辺直哉先生

講評建築家 川辺直哉先生

唯一、既存の間取りプランに付加するのではなく、「キバコを使ってプランを変えてみよう」という提案に、今後の可能性を感じる。

Aグループ

感想

みんなが納得するまでアイデアを出し合ったのが良かったと思います。まとめること、伝えること、みんなの意見を聞くことの大切さと難しさを実感しました。反省点はPower pointなどのテクニック不足だったことです。

生和コーポレーション賞 Bグループ/タイトル:ぼっくすすたいる/コンセプト:ボックス×ライブスタイル/ライフスタイル:カップル

暮らしの変化に対応しキバコを変化させるカップルそれぞれの要求を満たすために、キバコの可動性・可変性に着目。キバコを家具や空間の仕切りとして使用し、移動することでライフスタイルの変化を実現させたアイデア。

生和コーポレーション 常務取締役 黒田

講評生和コーポレーション 常務取締役 黒田

人間関係やライフスタイルの変化にキバコを臨機応変に対応させたことで、しあわせな生活を想像できる。

Bグループ

感想

受賞して「うれしい! 」の一言です。自分では思いもつかなかったことを、他のメンバーが簡単に提案するのを体験して、チームであれば、突破できるものがあることを実感しました。

設計部賞 Eグループ/タイトル:Crossing over/コンセプト:目線の変化によって遮蔽度を変える間仕切り/ライフスタイル:カップル

空間を心地よく共有するための間仕切りカップルの視線の交差に合わせ、部分的に遮蔽箇所を設けることで、互いのプライベートを保ちつつも、心地よく共生できる空間を目指したアイデア。

生和コーポレーション 設計部 係長 佐々木

講評生和コーポレーション 設計部 係長 佐々木

オーソドックスではあるが、目線の変化に着目した点で評価できる。

Eグループ

感想

現場を肌で感じられ、人によって感じ方が違うのだと実感しました。自分の意見も出しつつ、周りの意見も聞き、まとめていく経験はとても楽しかったです。コンセプトをしっかり作ることの大切さを実感しました。

エントリー作品

Cグループ

タイトル:秘密基地/ライフスタイル:ファミリー

用途の違う親子が共有できる空間キバコをずらして組み合わせることで、収納棚とプライベート空間を融合し、親子で空間を共有できるようにしたアイデア。

「楽しく課題に取り組みたい」という思いがメンバーに共通していたので、話し合い自体も楽しく進められました。

Dグループ

タイトル:LIFE IN BOX/ライフスタイル:単身

自分らしさをキバコに投影した空間間取りに対してキバコを斜めに配置して大胆に仕切り、キバコに好きなものを収納して空間の違いを楽しめるようにしたアイデア。

メンバーの価値観が異なる分、意見も異なり、デザインの構造や好みで意見がまとまりにくく、話し合いの大切さを学べました。

Fグループ

タイトル:Life to change/ライフスタイル:ファミリー

子どもの成長に合わせて空間を変化させる子どもの成長と親のライフスタイルの変化に合わせて、キバコの用途を変容させるアイデア。

限られた空間の中で、家族のスペースを作るキバコの組み合わせを見つけるのに苦労しました。

担当者コメント

インターンシップをふりかえって キバコを使った暮らしの提案を通じて、生和コーポレーションの「空間を大切に」、「人を大切に」と考える取り組みをより深く体感してもらえたと感じています。
学生の皆さんもいろいろな考えがある中で、それをどう協力しながら一つのものに結実させていくかの難しさと楽しさを実感してもらえたようで、実践的プログラムの手ごたえを感じています。
生和コーポレーション 人事部 横川

採用情報

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生和コーポレーション × 建築家 川辺直哉

インターシップ プログラム
実施レポート

生和コーポレーションでは新たな取り組みとして、2日間にわたるグループワーク型のインターンプログラムを実施。24名の参加学生は6チームに分かれ、賃貸マンション「フェリシテ」(都内竣工予定のRCマンション)を舞台に、キバコ※を使った空間提案・生活提案に取り組みました。

参加学生は、学校で習得した専門スキルや知識を実際の物件に応用することで、コンセプトに沿って課題に取り組むこと、チームの意見を一つにまとめること、時間内に答えを出すことなど様々なことを体験しました。また、物件の監修を手掛けた川辺直哉先生に講評いただき、“プロの仕事”をよりリアルに感じられる機会となりました。

キバコとは?※

キバコ標準設置物件「フェリシテ」
キバコ標準設置物件「フェリシテ」

「フェリシテ」に標準設置されている、長方形の木製の箱。単独で使ったり複数のキバコを組み合わせたりすることで、収納や家具、間仕切りなどさまざまな用途として使用可能なアイテムです。入居者が自由にカスタマイズできる生和の新しい取り組みのひとつです。 キバコイメージ

FUTURE in BOX キバコを使った間取り提案

キバコ

課題

キバコを使い「単身」・「カップル」・「ファミリー」3つのライフスタイルに合わせ、居心地が良いと感じる空間を提案して下さい。

スケジュール

DAY 1

  • ● 概要説明
  • ● モデルルーム・「フェリシテ」見学
  • ● テーマ・コンセプト案出し

DAY 2

  • ● 模型・図面・スケッチへ提案内容落とし込み
  • ● プレゼンテーション
  • ● 講評会

現場見学からプレゼンテーションまでの各シーン

DAY 1

01 「フェリシテ」工場現場を見学

01 「フェリシテ」工場現場を見学

建築中の状態から実際の室内をイメージするのも訓練です。現場監督の案内のもと、施工の特徴を理解し、課題に活かします。

02 モデルルーム見学

02 モデルルーム見学

「フェリシテ」の広さに近いモデルルームを見学。家具やキバコを置いたときの空間をイメージし、アイデアを膨らませます。

03 コンセプト案出し

03 コンセプト案出し

チームごとにライフスタイルを想像し、具体的なイメージを思いつく限り付箋に書き出します。集まったアイデアをもとに意見交換を重ね、コンセプトをしぼり込んでいきます。

DAY 2

04 コンセプトまとめ

04 コンセプトまとめ

多角的に情報収集することも必要です。自分たちだけでは思いつかないようなアイデアを情報収集し、コンセプトを磨いていきます。

05 1/50の模型作り

05 1/50の模型作り

キバコや家具のレイアウトに、ピンセットを使い奮闘。模型やプレゼンシートを用い、コンセプトを分かりやすく、魅力的に伝えられるよう試行錯誤を重ねます。

06 プレゼンテーション

06 プレゼンテーション

プレゼンテーション資料の構成や発表方法も学生が検討。学生ならではの自由なアイデアから実用的なものまで、提案のバリエーションはさまざまです。

結果発表・講評

最優秀賞 Aグループ/タイトル:L空間~space of liberty~/コンセプト:Lで部屋を区切る多様性のある空間/ライフスタイル:単身

限られた空間に多様性を生み出す

キバコをL字型に配置することで、プライベートの時間や就寝用途の「閉鎖的な空間」、パブリックや食事用途の「開放的な空間」、その中間にある「自由な空間」に分けるというアイデア。

建築家 川辺直哉先生

講評 建築家 川辺直哉先生

唯一、既存の間取りプランに付加するのではなく、「キバコを使ってプランを変えてみよう」という提案に、今後の可能性を感じる。

Aグループ

感想

みんなが納得するまでアイデアを出し合ったのが良かったと思います。まとめること、伝えること、みんなの意見を聞くことの大切さと難しさを実感しました。反省点はPower pointなどのテクニック不足だったことです。

生和コーポレーション賞 Bグループ/タイトル:ぼっくすすたいる/コンセプト:ボックス×ライブスタイル/ライフスタイル:カップル

暮らしの変化に対応しキバコを変化させる

カップルそれぞれの要求を満たすために、キバコの可動性・可変性に着目。キバコを家具や空間の仕切りとして使用し、移動することでライフスタイルの変化を実現させたアイデア。

生和コーポレーション 常務取締役 黒田

講評 生和コーポレーション 常務取締役 黒田

人間関係やライフスタイルの変化にキバコを臨機応変に対応させたことで、しあわせな生活を想像できる。

Bグループ

感想

受賞して「うれしい! 」の一言です。自分では思いもつかなかったことを、他のメンバーが簡単に提案するのを体験して、チームであれば、突破できるものがあることを実感しました。

設計部賞 Eグループ/タイトル:Crossing over/コンセプト:目線の変化によって遮蔽度を変える間仕切り/ライフスタイル:カップル

空間を心地よく共有するための間仕切り

カップルの視線の交差に合わせ、部分的に遮蔽箇所を設けることで、互いのプライベートを保ちつつも、心地よく共生できる空間を目指したアイデア。

生和コーポレーション 設計部 係長 佐々木

講評 生和コーポレーション 設計部 係長 佐々木

オーソドックスではあるが、目線の変化に着目した点で評価できる。

Eグループ

感想

現場を肌で感じられ、人によって感じ方が違うのだと実感しました。自分の意見も出しつつ、周りの意見も聞き、まとめていく経験はとても楽しかったです。コンセプトをしっかり作ることの大切さを実感しました。

エントリー作品

Cグループ タイトル:秘密基地/ライフスタイル:ファミリー

用途の違う親子が共有できる空間

キバコをずらして組み合わせることで、収納棚とプライベート空間を融合し、親子で空間を共有できるようにしたアイデア。

感想

「楽しく仮題に取り組みたい」という思いがメンバーに共通していたので、話し合い自体も楽しく進められました。

Dグループ タイトル:LIFE IN BOX/ライフスタイル:単身

自分らしさをキバコに投影した空間

間取りに対してキバコを斜めに配置して大胆に仕切り、キバコに好きなものを収納して空間の違いを楽しめるようにしたアイデア。

感想

メンバーの価値観が異なる分、意見も異なり、デザインの構造や好みで意見がまとまりにくく、話し合いの大切さを学べました。

Fグループ タイトル:Life to change/ライフスタイル:ファミリー

自分らしさをキバコに投影した空間

子どもの成長と親のライフスタイルの変化に合わせて、キバコの用途を変容させるアイデア。

感想

限られた空間の中で、家族のスペースを作るキバコの組み合わせを見つけるのに苦労しました。

担当者コメント

インターンシップをふりかえって

生和コーポレーション 人事部 横川 生和コーポレーション 人事部 横川

キバコを使った暮らしの提案を通じて、生和コーポレーションの「空間を大切に」、「人を大切に」と考える取り組みをより深く体感してもらえたと感じています。
学生の皆さんもいろいろな考えがある中で、それをどう協力しながら一つのものに結実させていくかの難しさと楽しさを実感してもらえたようで、実践的プログラムの手ごたえを感じています。

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