工場から賃貸マンションへの建替え事例

賃貸マンションに建替えた動機を教えてください

以前、この土地には戦前の祖父の代から続く家業の工場と自宅があり、40年ほど前に業務を縮小してからは、敷地の一部を駐車場として貸していました。工場の設備機器がそろそろ古くなってきていたのですが、家業は自分の代で終わらせる予定でしたので、設備投資をすることに疑問を感じていたところに、生和コーポレーション（以下「生和」）さんから賃貸マンションへの建替えのお話をいただいたのです。私に万一のことがあった際、この土地をどのように息子たちへ相続するかという点にも不安がありましたので、60歳になったのを機に、家業を畳み賃貸業に移ることを決心しました。

当社のことは、当初からご存知でしたか？

いいえ、今回営業の堺さんにご訪問いただき、初めて知りました。他社からいくつも建替えのお話はもらっていたのですが全てお断りしており、実は最初に堺さんがいらした時も特に乗り気ではなかったのです。しかし、堺さんは他社の営業さんのように強引なところがなく、資料を持参してじっくりと会社の説明をしてくださいました。後に自分でも調べてみましたが、非常にしっかりとした会社であるということがわかり、もう少しお話を聞いてみたいと思うようになったのです。その後、課長さんや支店長さんもみえられて、真摯に対応していただきました。あれがしたい、これがしたいというこちらの要望に対し、「大丈夫、できますよ」と何でも請け負ってくださる姿勢、そして何より皆さんのお人柄に信頼を覚え、生和さんにお任せすれば間違いないと思いました。

外観にはどんな要望をだされたのですか？

近代的でスタイリッシュな建物も素敵ですが、今カッコよくても10年、20年と経った時にどうでしょう？ どうしても古びてきてしまいます。同じ建てるのであれば、汚れたり、古くなったりしても、時間を経るほどにそれが味わいとなるマンションにしたいと思いました。めざしたのは、ヨーロッパの建築物のようなクラシックな雰囲気です。ネットでいろいろ調べては、画像をプリントしてお渡ししました。設計士さんも現場監督さんも丁寧に応えてくださいましたね。普通の新築マンションのピカピカとしたイメージとは違いますが、温かみがあってとても気に入っています。