資産活用のために築30年の社員寮を建替えた事例

建替えの経緯を教えてください。

私の家は、戦後間もない頃から川崎駅前の商店街で、「川治屋」という食品スーパーを営んでいます。この土地には、以前は築30年で４階建の女子寮がありました。昔は社員も多かったので満室でしたが、次第に空室ができて、空いた部屋を賃貸物件として貸し出していたんです。しかし、社員寮の中の一室ということであまり高い家賃は取れず、老朽化も始まってきた中で、「このままではどんどん資産価値が下がってしまう。防水工事もしなければならないし、いずれはリフォームや建替えも検討しなければ…」と考えていました。数年が経ち、ようやくその時期が来たので、建替えることを決心しました。

生和との出会いとコラボレーションは？

3年ぐらい前に生和コーポレーション（以下「生和」）の営業の方が、突然来訪されたんですよ。古い建物だったので、「社員寮から賃貸マンションとして建替えて資産活用してみてはどうか」と熱心に話をしてくれましたが、会社の体制を立て直している時でしたので、「いまはまだその時期ではない」とお断りしました。それから1か月か2か月に一度来訪されるようになって。でも、別にごり押しするわけではなく、誠意ある対応でいろいろと説明をしてくれて、「こちらのことを真剣に考えてくれているんだな」という印象を受けました。当初は賃貸マンションにすることは頭にありませんでしたが、そんな経緯もあって「資産活用を考える時には生和さんに相談しよう」と心に決めていました。

他社は営業に来ていましたか？

資産活用の会社をはじめ、何社か来ました。実は金融機関に融資の相談をした時に、「地元にも優秀な企業があるんですよ」と、建設会社を紹介されたんです。その会社は、以前の社員寮を建ててもらった、地元では歴史のある会社でした。「もうお願いする会社は決めているから」と最初から話してはいましたが、さすがに融資を受ける金融機関からの紹介なので無下に断れず、プランを提案してもらいました。生和さんはシングルオンリーのプランでしたが、そちらはファミリー向けの住戸もありました。地元で長年実績のある会社なので迷いましたが、それでも最終的に生和さんに決めたのは、自社のグループ会社で管理されるということと、最長35年※1　借上家賃※2をお支払い※3してくれるということでした。やはり、長期にわたって面倒を見てくれるというのは、安心感が違いました。

※1：融資期間によります。
※2：2年毎に借上家賃の増減等見直しがあります。
※3：・借地借家法の適用があるためオーナー様からの解約の申し入れは正当事由が必要とされています。 ・契約期間中においても、一定の事由に基づき、解約・終了・解除することができる場合があります。 ・転借人退去後の原状回復費や、長期修繕計画に基づく工事費などはオーナー様のご負担となります。