NEXT STEP #53 Ohku RANSEL NANOKAWA オークランセル 那の川
事業の新展開と賃貸で
資産の高度活用
福岡市内で4店舗を展開する、昭和3年創業の「大隈カバン店」様。
お祖父様の代から受け継ぐ大切なお土地に実現されたのは、
オフィスやギャラリーなどの社屋と賃貸マンションとが融合し、
老舗の未来を拓く新たな事業拠点でした。
「オークランセル那の川」を建てられたきっかけは?
5~6年前から、ここに新社屋を建て老朽化した外商部のオフィスを移転させようと考えていたのですが、なかなか実行できずにいました。
ここは祖父の代から伝わる大切な土地なのに月極駐車場としての活用で、その価値を十分に生かせないでいたのも気掛かりでした。そんなときに生和さんの訪問を受け、オフィスや倉庫などの社屋にプラスする形で賃貸マンション経営の提案をいただきました。それが今から3年ほど前のことで、建物は2017年の9月末に竣工し、おかげさまですぐに満室になりました。
「大隈カバン店」さまでは、本物件をどのように位置付けられているのでしょうか?
弊社の新たな事業拠点に育てたいと考えていて、そのために主力商品であるランドセルのギャラリーを1階に設けています。従来の4店舗は、繁華街である天神の商店街や博多駅の地下街にあり、客層や店舗面積などの理由によりランドセルを通年展示することができず、また自動車でのアクセスも容易ではありません。
「オークランセル那の川」ではこれらの懸案を解消することで、新たな商機の創出やさらなる集客が可能になるのではと期待しています。
賃貸マンション経営については本業をバックアップするという位置付けで、生和さんのトータルサポートを受けながら堅実に進めていきたいと考えています。
生和をパートナーに選ばれた決め手は?
賃貸マンション経営は建てた後が大事だと考えていたので、綿密なシミュレーションにより20年、30年先の展望を数字で出していただいたことに、まず好印象を持ちました。建物の性能はもとより「一括借上げシステム」などの管理サポート面がしっかりしていることにも惹かれましたね。また、オフィスやギャラリーなどの本業部分と、賃貸マンションとの住み分けを明確にしてくださったことも弊社にとってはありがたく、そのおかげでギャラリーのプランはこちらの意向に基づいて自由に行うことができました。決め手はほかにもいろいろありますが、何よりも営業の方や支店長の人柄に惹かれたことが大きいですね。賃貸マンション経営は初めてなので当初は不安がありましたが、常に誠実で親身な対応をしていただいたことで「この人たちとなら手を携えて一緒にやっていける」と確信し、さらに取引銀行から「生和さんなら間違いない」と後押しされたことが決定打となりました。もし自分たちだけで計画を進めていたら、賃貸マンション経営という未来への大きなプラスアルファは実現していなかったでしょうね。
生和が提案したプランはいかがでしたか?
「オークランセル那の川」は社屋と賃貸マンションとが融合したものであり、そういった点を踏まえて配慮してくださったのが防音性です。機械を使ってランドセルの修理をしたり、商用車が駐車場に出入りしたりするときに出る音の影響を極力和らげるよう気を遣っていただきました。
住戸内の設備仕様では収納の広さが特に印象的で、ウォークインクロゼットにもシューズクロゼットにも十分なゆとりがあり、入居者様にご満足いただいていると思います。デザイン面の提案では、ホワイトタイルのアクセントラインが弊社のイメージにぴったりでした。ランドセルに施すステッチをモチーフにしたもので、出来上がりを見たときにその丁寧な仕事ぶりと繊細なセンスに感動しました。
ギャラリーのエントランスとマンションのエレベーターホールの贅沢なつくりも、他物件との差別化のポイントになっていると思います。
生和の対応で印象に残っていることは?
外壁に「ギャラリーの存在を知らせるために御社のマークを入れた方がいい」と強く薦められたことです。
マークは大通りから見通せるため、自動車でお越しのお客様にとってちょうどよい目印となり、こういった心遣いは本当にうれしいですね。また、大阪での見学会にお招きいただいたことも印象に残っています。
工事現場を訪れて建材を確認したり、壁を叩いたりして建物の特徴を肌で感じることができたのは物件の理解に大いに役立ちました。
周辺住民の方へのあいさつや丁寧な説明もありがたかったですね。工事期間中は担当の方が週に一度は来訪して進行状況を伝えてくださったり、何か困りごとがないか尋ねてくださったので、ずっと安心でいられました。
これからのことについて聞かせてください
生和さんのおかげで、弊社は本業にプラスアルファの実りをもたらす新しい事業拠点を創造することができました。これからも生和さんとの長いお付き合いを通して、より幅広い視野を持てるようにしていきたいですね。
entrance
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ギャラリーと賃貸部分の入り口をスマートに配しました
Ohku RANSEL NANOKAWA
●敷地面積/602.12㎡ (182.14坪)
●建ぺい率/43.23%
●容積率/197.44%
●用途地域/準工業地域
●建築面積/1,644.21㎡(497.37坪)
●構造/鉄筋コンクリート造7階建
●延床面積/1,296.02㎡(391.38坪)
●戸数/20戸
●ショールーム・倉庫・事務所