収益性と地域貢献を両立した事例

生和の提案したプランはいかがでしたか

店舗・オフィス用に2カ所、賃貸住宅用に1カ所、3つのエントランスを設けた設計が印象的でした。どこから見ても建物の顔になり、「裏がない」のがいいですね。また顔認証システムや、高性能な換気システムを導入できたのもよかったです。コロナ禍の前に建てていたら設置していなかったかもしれません。防犯カメラなどのセキュリティの高さも、建物のグレードアップやイメージアップにつながりますし、資産価値も上がると思います。「品格がある」と周りからもとても好評です。

特にこだわった部分はどこですか

商店街側の入口に設置した温度計と時計です。通りから見て当ビルの目印になるというのも一つの目的ですが、他と少し違う雰囲気を演出したいという思いもありました。マンションに温度計があるのは、ちょっと珍しいですよね？道を通り過ぎる人がパッと見上げてくれるのがうれしいですね。

テナントや賃貸住宅部分についてはいかがでしょうか

時節柄、テナントが決まるかどうかの不安はありましたが、飲食店、保育園、行政の出先機関などからも引き合いがありました。そんな中、再開発で大手信託銀行の移転の話があり、ナショナルブランドの金融企業ということに大きなメリットを感じました。信託銀行のお客様は資産家の方が多いので、高級感のある建物にご満足いただいていると思います。あとは生和さんの埼玉支社と大手生命保険会社が入っていますが、こういう環境で働くことで仕事へのモチベーションも上がる、という声もいただいています。5～10階の賃貸住宅のうち、8階までは大手法人の社宅になっています。企業はもちろん、個人のお客様からの問い合わせも多く、すぐに満室になりました。