アパート経営・マンション経営はサラリーマンの副業でもできる
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サラリーマンに注目される副業
現代は、とっくに「会社にいれば定年まで安泰」「定年後も年金で生活していける」という時代を過ぎています。
終身雇用という制度も崩れ、定年まで働けるという保証はなくなりました。
無事に定年を迎えることができたとしても、年金の受給年齢は引き上げられており、退職後にすぐ年金がもらえるとも限りませんし、その金額も徐々に引き下げられています。
これからの時代は、いつ会社勤めができなくなっても生活を維持できるように、事前に準備しておく必要があるのです。そこで注目されているのが副業です。
本業のサラリーマンで得られる収入とプラスして、本業以外でも副業収入を得ることで将来に備えているサラリーマンも多いです。
そこでおすすめされている代表的な副業のひとつがアパート経営・マンション経営です。
アパート経営・マンション経営の副業を会社に知られても大丈夫?
転勤によって自分が今まで購入し、暮らしていたマンションの1室を賃貸し、家賃収入を得ているサラリーマンも少なくなりません。
こういった副業や副収入の存在は、会社での業務に著しく支障をきたさない限り、会社に知られても大抵の場合問題無いと言えるでしょう。
サラリーマンがアパート経営・マンション経営をすると、所得税が返って来るというメリットもあります。
サラリーマンをしながらの副業では忙しいのでは?
サラリーマンをしながら副業としてアパート経営・マンション経営をする場合には、管理は不動産屋や管理会社に任せ、自分は本業のサラリーマンに専念するという形を取る方が多いです。
退職後に始めたのでは備蓄が足りず困ってしまうことがありますので、現役でいるうちに副業という形でアパート経営・マンション経営を始めた方が、備えとしては安心と言えるでしょう。
資格の要らないアパート経営・マンション経営
自分でアパートやマンションを持ち、管理し、入居者に賃貸する場合、これには特別な資格は必要ありません。
ただし、頻繁に土地を売買する場合には、宅地建物取引業免許税というものが必要になりますので注意しましょう。
入居者を募集するために、広告を打つことがありますが、これらの広告を出すにあたっても、資格や免許は必要ありません。
実際には、オーナー自らこのような広告や宣伝等を行うことは少なく、不動産会社に入居者募集を依頼し、入居者募集の作業は不動産会社で行うケースが一般的です。
しかしこれでは経費がかかりすぎてしまう、という場合には、宅建の資格を勉強しておき、自分で積極的にアパート経営・マンション経営に参加するほうが、支出を少なくすることができます。
土地所有よる負担回避のためにもなる
過去のバブルの頃とは違い、現在では土地を所有しているというだけでは、固定資産税などを支払わなければならないだけで、何の利益にも繋がらず、負担になってしまうというケースが増えています。
土地だけを貸して収益を上げるという方法もありますが、この方法は建物を建てた場合に比べると劣ってしまいます。
投資額は全くなしか、小額で済みますが、収益もまた、所有する維持費くらいしか上がらないというのが実情なのです。
よほど面積の大きい土地であれば、借地代のみで生活できますが、そうでない場合は、生活できるほどの収入を得ることは考えにくいと言わざるを得ないでしょう。
企業に土地を貸していた場合などは、その会社が倒産したときに、地代がストップし、賃料が入らなくても固定資産税を払わなければならなかったり、建物の所有者自身が解体撤去してくれれば問題ありませんがその費用がない場合、建物を自ら解体撤去するなどの処置が必要になり、費用がかかってしまいます。
建物を無償で譲り渡す契約になっていれば良いですが、その場合でも贈与税がかかってきますので注意しましょう。
長期的な安定収益ならアパート経営・マンション経営が有利
アパート経営・マンション経営の場合、持っていた土地に自分で建物を建てるのであれば、土地も建物も自分の所有するものとなりますので、上記のような心配事はありません。
立地条件が良ければ「商業ビル」を営むという選択肢もありますが、シンプルに考えると、企業よりも居住地を必要としている人の方が断然多いということになりますので、長期的に見ればアパート経営・マンション経営が最も収益性が安定しており、リスクの分散も簡単に行えると考えられているのです。
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