ローンを活用したアパート経営・マンション経営
アパートローン
物件を購入する時、多くの方が利用しているのが「アパートローン」です。
アパートローンでは「レバレッジ効果」と呼ばれる投資のテクニックを使うことが出来ます。
レバレッジ効果とは、物件を購入・建築する際、借入金を増やし、より魅力ある物件を購入することで、同じ利回りの物件でも実質収入が多くなる効果のことをいいます。
物件を購入する際のトータル的な投資は高くなりますが、規模を抑えすぎず、地域性に合った、需要の高いアパートやマンションを購入するために、アパートローンを活用し、収益性を高くするという考え方です。
価値の高い物件は、最終的な資産としても有効である場合がありますので、価値のなくなってしまう物件を購入するよりは、利用価値があるということになります。
アパートローンのデメリット
アパートローンを上手に活用することで、レバレッジ効果を高めながらの資産形成・資産運用が可能になりますが、注意点もあります。
レバレッジ効果は、アパート経営・マンション経営が長期的に見て安定していることなどが前提になります。
もし、長期的な空室があったりして、賃料収入がローンの返済額を下回るような状況になると、大きな赤字になる可能性があります。
このため、アパート経営・マンション経営では、長期的に、できるだけ多くの投資をできる状態にしておくことが、成功に繋がるといえます。
収支のバランスも、アパート経営・マンション経営においては非常に重要な要素ですので、この辺りを考慮した上で、ローンを上手く活用していくことをおすすめします。
ローンの返済計画
ローンは、相続時に債務を課税遺産からのぞくことができるだけでなく、金利を必要経費として確定申告で計上できますので、自己資金で間に合うという人でも、ローンを利用して建てた方が得であると考えられます。
そこで、ローンの返済計画について考えてみましょう。
ローンの返済方法として「元利均等方式」と「元金均等返済」の2つがありますが、アパート経営・マンション経営の場合は「元利均等方式」での返済が一般的です。
この元利均等方式は、返済開始時から完済するまで、毎月同じ金額を返済していく方法です。
例えばこの「元利均等方式」で2,000万円の融資を受けたとします。金利の上昇を考慮して、年利3.5%の20年返済で考えてみましょう。
この場合月々の返済額は115,991円。年間返済額は1,391,893円となります。
金融機関との取引状況や、行おうとしている事業計画の内容に応じて、大きく条件が異なってきますので、このあたりも考慮して返済計画を建てていきましょう。
多くの場合利用されているのは民間ローンですが、厳しい条件や制限などのハードルをクリアすることができれば、長期・低利の公的融資を利用することもできます。
ひとくちにアパートローンをいっても、当然のことながら金融機関ごとに審査基準をはじめ、融資限度額や返済方法などを含め、商品内容が異なります。
ローンを活用する場合は多くの金融機関へ相談し、しっかりとローンに関する理解を深めながら進めていくようにしましょう。