自己資金・頭金0円でもアパート経営・マンション経営は可能
自己資金・頭金も0円でアパート経営・マンション経営を始めることができると聞いたことがあるかも知れません。どのような場合に、自己資金なしでアパートローンの融資を受けることができるのでしょうか。今回は、これからアパート経営・マンション経営を考えている人に、自己資金・頭金0円でも経営は可能かどうか説明します。
アパート経営・マンション経営は自己資金なしで本当にできる?
自己資金0円でもアパート経営・マンション経営を始めることができる場合もありますが、かなり条件が限られます。また、借金(借入れ)が多くなることで、将来の空室リスクや家賃の減少の可能性から返済リスクも高まります。
自己資金0円で始めるには、ローンで資金を調達する方法になりますが、借り入れ可能な金額は個人の属性や物件の担保余力、物件の収益性などに大きく左右されます。資金調達方法としては金融機関からのアパートローンが一般的に利用されています。土地の取得、アパート・マンションの購入、建築、リフォーム、借換え資金などとしても利用できるローンです。アパート・マンション経営は事業としてみなされ、借主の返済能力に加え、物件の資産価値や収益性も厳格に審査されます。取得する物件を担保にするため、融資額に対して、物件の資産価値や収益性が非常に高いと判断されれば、自己資金が0でも、融資を受けることができる可能性があります。
自己資金と諸経費の目安は?
アパート経営・マンション経営を始めるために必要とされる自己資金の目安は、一般的に物件価格の10%から30%程度とされています。また、購入する場合、それとは別に登記費用や不動産会社や司法書士に支払う手数料、印紙代や火災保険料、不動産取得税などの諸費用も必要です。これら諸経費の目安は物件価格の7%から10%程度になります。
自己資金・頭金0円でもアパート経営・マンション経営はできる可能性がありますが、自己資金があることで、月々の返済額やローン金利負担が減るなど、より安定的な賃貸経営が可能となります。空室が発生した時や、家賃を下げなければならなくなった場合など収益が減りますが、それでも毎月ローンの返済は続けていかなければなりません。フルローンだと初期費用は抑えることができますが、長期的な運用リスクも考えて判断するようにしましょう。
自己資金が0円でもアパート経営・マンション経営を始めることはできる可能性があります。しかし、アパート経営・マンション経営には、購入後にも税金や修繕費など維持管理・運用のために経費がかかります。資金面をよく計算して、どれくらいの自己資金を投資できるかを考えるようにしましょう。