マンション建築に掛かる期間(工期)と工程とは
マンションの建築をご検討されている方は、完成までにかかる日数、工程を踏まえた上で計画的に建設をすすめていきましょう。
マンション建設の工程
まずマンション建設のための土地が確保できている場合、そこに建物が存在すればそれを解体し更地にする工事が必要になってきますし、地盤が弱いと判断された場合は地盤の改良工事を行わなくてはいけません。
その場合は通常よりも長く工事期間が必要にとなります。
次に建物をしっかりと支えるための杭を地盤に埋め込み、建物の安定性と強度を作っていきます。
その後建物部分の基礎である地中の梁を作るための工事をすすめていき、そこにコンクリートを打ちつけて建物全体の躯体を完成させていきます。
マンションのフロアごとに電気、排水、空調といった、生活に欠かせない設備の設置を躯体工事と並行しながら進めていきます。
その後、床や壁、冊子の取り付け、間仕切りを付けるなどの細かい内装作業が各部屋ごとに進められていきます。
そして最後に外構工事と呼ばれる駐車場の整備や植栽といった外観を保つための工事、共用スペースの工事が行われて完成に至ります。
一般的にかかる日数
マンションの建設にはどれだけの日数がかかるのかというと、そのマンションの規模によって完成までの日数が変わってくるのです。
一般的に完成までにかかる日数は、建設予定のマンションの階数にプラス2~3か月が必要だと考えられています。
ただしこの期間は、更地の状態で一週間あたり6日工事を実行した場合にかかってくる平均的な日数となりますので、条件次第によってはさらに工事期間が長くかかる場合もあります。
周囲への配慮も必要
マンションの規模が大きくなればなるほど工事も大がかりになってくるため、周辺住民とのトラブルを避けるためにも十分な配慮を示しながら工事を進めていく必要があります。
近くに学校がある場合などは児童の通学や帰りの時間帯に工事を一時中断する、資材を運搬するトラックの通り道となる住民にはその了承を得るなどの細かい配慮を見せなくてはいけないのです。
それにより工事期間が大幅に伸びる可能性も十分に考えられますので、そのあたりも見越して余裕を持って建設計画を立てましょう。