マンション建物管理に必要とされる項目と内容とは
建物管理とは
一般家庭以外のビルやマンションなどの一定規模以上の建物には、法律で定められたいくつかの管理項目が設けられています。
もちろん、一定規模以上の建物である為、管理項目も多く、その基準も厳しく設定されています。
建物の管理者は、法律で定められている管理項目について、定期的に点検作業等を行い、常に一定水準を満たしている必要があります。
もちろん管理者は管理を行うもので、点検作業は業者にて行います。
このような建物管理は、全て代行して作業を行う専門の業者もあります。
建物管理の主な項目
さて、一定規模以上の建物の管理項目として義務付られているものには、建物の設備にもよりますが、下記の項目があげられています。
それは、給水設備・排水、衛生設備・消防用設備機能点検・電気設備・空調設備保守点検・ビルクリーニング・特殊建築物建築設備・防虫,防鼠・空気環境測定義務・エレベータ保守点検(もしくはエスカレータ)です。
基本的な必要項目は上記ですが、建物の規模や設備によって項目が変わってきます。
建物管理の内容
先で述べた項目について、どのような内容なのかをいくつか説明したいと思います。
まずは給水設備に関してですが、これは水回りの管理になります。
制御盤とポンプの動作点検と貯水槽の清掃点検、そして水質検査です。
次に排水・衛生設備ですが、汚水槽・雑排水層の清掃や配水管の清掃が主な内容です。
次にビルクリーニングですが、日常清掃、床面・ガラス・サッシの定期清掃、ビル一般廃棄物の処理です。
その他の項目については文字通りその制御を行っている場所や制御盤の管理にあたります。
点検・作業回数について
全ての点検項目には必要な作業回数が決められています。
建物全体の設備に関する項目、例えば水質調査や貯水槽、汚水槽の点検等は、1年に1回行われることがほとんどです。
それに反して清掃関係の作業は比較的多く、行われております。