消防設備の「総合点検」と「機器点検」の違いとは
きっと皆さんのお宅にも「消防点検のお知らせ」というものが届いたことがあるのではないでしょうか。
そんな時に気になるのが、時に「機器点検」、またある時には「総合点検」と書かれていることです。
この二つにはどんな違いがあるのでしょうか。
消防点検とは
そもそも消防点検というのはいったいどのようなものなのでしょうか。
これには主に3つの点検が含まれています。
1つは作動点検と呼ばれるもので、消防のポンプや自動化作法報知機などを実際に動かして機能が正常化を確認します。
2つ目は外観などから消防用の設備(非常ベルや消火器)をチェックする機能点検です。
そして3つ目は感知器の損傷や消火器の位置などを確認する外観点検になります。
ですから、私たちが安全に暮らし、万が一の時のためにしっかりと備えるためにも、非常に重要なチェックできるということが言えるのです。
では総合点検と機器点検の違いは具体的に何でしょうか。
機器点検と総合点検の違い
まず機器点検というのは、半年に一度行われるものとなっています。
この内容は主に外観目視点検と簡易操作を行うことによって消防設備の不良を見つけることになります。
それに対して総合点検というのは、この「頻度」というものが少し異なってきます。
つまり総合点検は1年に1回行われることになるのです。
そしてその内容も機器点検よりももっと詳しくなります。
つまり消防設備を作動させて、それが正常なのかチェックしたり、電流値まで計測します。
この時には、同時に機器点検も行うことになりますので、総合点検というのは、正確に言うと「機器・総合点検」ということができるかもしれません。
在宅してそれを見守ろう
命を守るという点でこうした消防点検は非常に大切なものです。
特に総合点検を行う時には避難ハッチも実際に降りて、点検員がその不備をチェックすることまで行われます。
ですから皆さんも可能な限り、家にいてそのチェックを実際に見守るようにしましょう。
消防署への提出も求められ来ますので、特にマンションオーナーの方などは気を付けてください。