マンションの非常階段に求められる防犯性【鍵・照明】
きっと皆さんがマンションを選ぶときには、その「防犯性」というものも非常に重要な判断材料になるのではないでしょうか。
もちろん防犯というのは奥が深いものですので、色々なポイントがあるのですが、ここではマンションの非常階段に関して記述していきます。
非常階段に求められる防犯性
最近はオートロックマンションなども増えていますし、エントランスからの不審人物や泥棒の侵入というのは少なくなっています。
しかし意外にも盲点となってしまうのはこの非常階段の出入り口です。
これはいったいなぜでしょうか。
まず日本ではオートロックなどの防犯が「後付け」になっている物件が非常に多いと言われています。
つまり入居者を増やすためにエントランスだけオートロックを導入しても、非常階段などはまだまだ「隙がある」ということなのです。
ではこうした非常階段にはどんな防犯性が求められるのでしょうか。
鍵に関するチェック
まず一つの方法は「鍵」の付け替え、もしくは強化です。
これは防犯の世界では「対象物の強化」と呼ばれています。
つまりピッキングなどに強いドアのカギにすることで、侵入に5分以上をかけさせるということがセオリーなのです。
この5分というところにも理由があって、一般的な侵入者は5分で目途が立たないとそれをあきらめる傾向があると言われています。
ぜひマンションの見学時などはこうした鍵の種類やその設置個所に関してもしっかりとチェックしましょう。
照明でさらに防犯性を上げる
もう一つの効果的な方法は「照明」です。
これは防犯上、「監視性の確保」と言われるものです。
つまり照明などをしっかりと設置して近隣からも見通しが良い場所にすることができるのです。
照明がしっかり取り付けられていると防犯カメラなどもより有効に用いることができますね。
最近の照明でおススメなのは「人感センサー」を導入したものです。
それによって、エネルギーを節約できますし、侵入者への警告ともなるのです。
こうしたことは、今すぐにでも考えるべきとても大事なテーマです。
建物の非常階段に関しては一度、セキュリティの専門家を招いてその防犯性をチェックしてもらうことができるかもしれません。
そのようにしてより安心して生活することができるのです。