マンション管理に必要な防災・防犯対策とは
近年、様々な自然災害が発生しており、防災対策が叫ばれています。
また、犯罪の種類も多様化しているため、防犯対策も忘れてはいけません。
マンションを管理するうえでどのような防災・防犯対策が必要になっていくのか具体的に見ていきましょう。
防災対策
近年、日本の各地で巨大地震が起こると予想されており、防災に備えてさまざまな策を講じておくのは常識になっていますね。
災害時マンションとしてできる主な防災対策に、
・建物全体の安全確認
・近隣の居住者の安否確認
・高齢居住者の補助
・情報共有
・炊き出し
・集会所などの共有施設の開放
がありますが、どの対策を講じるにしても、事前のルール作りが大切になってきます。
このルールを“防災マニュアル”といいます。
これは管理組合が主体となって作成することが多く、それぞれのマンションのある地域や住人の特性を考えて個々あったルールを適切に作成することが大切になります。
防犯対策
最近は防犯カメラを設置したマンションや、オートロック付マンションが増えていますが、だからと言って防犯に無頓着ではいけません。
あなたのマンションについている防犯カメラはきちんと録画機能があるものですか?
泥棒はそういったところまで下調べしてやってきます。
オートロックはもちろん一定の防犯にはなりますが、だれでも入ってこようと思えば入ってこられるのだという意識が大切です。
オートロックだからと言って安心して施錠が甘くなるようなことの無いようにしてください。
マンション全体としてすぐに取り組むことのできる防犯対策でとても効果的なものに、“住人同士の声掛け”があります。
泥棒は人の目というものを1番嫌うので、住人にあったら「こんにちは」とあいさつをするように心がけましょう。
設備面でできる防犯対策は、
・フロントオートロック設備の導入
・録画機能付き防犯カメラの設置
・玄関ドアをダブルロックにする
・玄関錠をピッキング防止キー(ディンプルキー等)に取り換える
などがあります。
防犯カメラはすべての出入口に取り付けることはもちろんのこと、エレベータ内や廊下にも設置することが大切です。
防犯カメラの死角が出てこないように注意しましょう。
これらを併用することで泥棒の嫌がるマンションを作ることができます。
マンション全体で防災・防犯対策に日ごろから積極的に取り組むことで、いざというときに役立ちます。
自分の住まいは自分たちで守るんだ、という意識を住人一人ひとりが持つことが対策への大きな第一歩になりますね。