底地の定義と売却のメリット
「土地の売買って難しい!底地ってよく聞くけれど、一体何?」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、底地とはなんなのか、そしてそれを売却するメリットについてご紹介致します。
土地活用一筋54年。累計着工戸数120,000戸超の実績。
冊子をプレゼント
底地とは
底地とは、借地権が設定された土地の所有権およびその土地のことです。
簡単に言うと、賃貸料等を貰って他人に貸している土地の所有権とその土地そのもののこと、ということですね。
例えば、Aさんが所有するBという土地を、CさんがAさんに借りてDという建物を建てた場合、B土地はAさん、D建物はCさんという風に、土地と建物の所有権はそれぞれがもつことになります。
この場合のB土地に関する所有権そしてB土地そのもののことを底地と呼ばれます。
底地であるデメリット
底地は、他人に貸している土地なので、当然その対価として賃貸料等を貰うことができます。
なので、賃貸収入を得ることができます。
しかし、借地権が設定されているということは、他人の建物が建てられているということなので、いくら底地として所有権を持っているからといっても、その底地を自由に使うことはできません。
つまり、賃貸料をもらう代わりに、土地を自由に使う権利を失っている状態となります。
また、借地権は、貸主と借主の権利関係が非常に複雑になるので、その土地の資産価値は低くなってしまいます。
土地活用一筋54年。累計着工戸数120,000戸超の実績。
冊子をプレゼント
底地を売るメリット
底地のままで所有しておくと、もし底地所有者が亡くなってしまった場合、財産分与が難しくなります。
また、建物が建っている限り使えない土地であるにもかかわらず、固定資産税を払わなければならない義務が生じ続けます。
例え、借主との間に固定資産税について契約を取り交わしていたとしても、底地自体の所有者である人の固定資産税支払い義務がなくなるわけではありません。
そこで、底地の賃貸収入もそこまで黒字にならない、という場合であれば、底地を売ってしまって現金に換えてしまった方が、今後のトラブルリスクを回避することができます。
底地の売却方法
底地売却の主な方法として、底地を借りている建物所有者に買ってもらう方法と、業者に買ってもらう方法があります。
権利関係上で一番シンプルな方法は、底地を借りている建物所有者に買ってもらうことですが、この建物所有者が売買に中々応じてくれない場合、売買交渉が長期化して、底地を売るのが長引くことがあります。
そこで、業者に買ってもらう方法があります。
この方法だと建物所有者の承諾不要で、なおかつ短期間で土地を売ることができます。
しかし、底地の資産価値は大変低いので、更地価格(建物がない場合の土地の値段)の10~15%前後の価格になります。
例えば、更地であれば3000万円だったところ、底地なので売却価格は300万円ということになります。
その点、建物所有者に売却すれば、手続きや交渉の手間はかかりますが、業者などの第三者に売るより高い価格で底地を売ることができます。
底地であるからといって、それがすべてデメリットであるというわけではありません。
ただ、いずれは底地を財産分与しなければいけなくなる日はやってきます。
その時に困らないようにするために売ってしまっておくというのも、賢い財産管理の一つではないでしょうか。
- 関連するタグはこちら
よくあるご質問
- 土地活用・不動産経営は初心者なのですが、どのように相談をおこなえばよいでしょうか?
- 弊社HPの電話もしくはお問い合わせフォーム・資料請求フォームから、お気軽にお問い合わせください。ご要望に応じて、オンライン面談・電話・メール等での対応が可能です。
- 生和コーポレーションの土地活用・不動産経営には、どのような特徴があるのですか?
- 4大都市圏での営業に特化し、土地活用一筋50年を超えております。マンション・アパートの累計着工戸数は100,000戸を超え、都市部に強い生和だからこそ、サブリース・一括借上げの入居率98%台を実現しています。
- お問い合わせ後の流れはどのようになっているのですか?
- お問い合わせ頂いた電話番号もしくはメールアドレスに担当がご連絡致します。
お客様のご相談内容に応じて、経験・知識が豊富な担当が対応致します。
他の「土地オーナー様のお悩み解決」の記事を見る
-
所有する賃貸物件について、建物の老朽化などで賃借人に立ち退きを要請したいと考えているものの、どのように進めればよいのか、立ち退き料はどれくらいかかるのか、不安に感じている不動産オーナー様も多いのではな…
-
土地所有者が自身の土地に建物を建設し、その建物を貸家として提供する場合の敷地を、貸家建付地と呼びます。貸家建付地には税額評価の際、自用地よりも評価額が低くなるという特徴があります。 本記事では、貸家建…
-
土地の有効活用方法のなかには、「事業用定期借地権」を利用した借地事業があります。事業用定期借地権とは、あらかじめ期間を定め、事業目的で土地を貸し借りする権利のことです。 この記事では、事業用定期借地権…
-
千葉県に土地を所有していて土地活用を検討しているものの、どのような方法を選択すれば良いかお悩みの方もいるのではないでしょうか。 土地活用は、その土地がある場所や条件によって適する方法が異なります。また…
-
愛知県で土地活用を検討しているオーナー様のなかには、「愛知県でおすすめの土地活用法は?」「土地活用する際に気をつけるポイントは?」などの疑問を持つ方もいるかもしれません。 愛知県で土地活用をするなら、…
- 土地活用一筋の50年生和コーポレーション
- 無料冊子をもらう
- 5分で分かる生和コーポレーション
- 現場見学・相談会
- お電話での資料請求・お問合せは「0120-800-312」