「土地を売りたいけれど、すぐに売れるのか不安…」と感じている方は少なくありません。実際、市場ではスムーズに売れる土地と、なかなか売れない土地が存在します。その違いはどこにあるのでしょうか?
本記事では、売れる土地と売れにくい土地の特徴を解説するとともに、土地売却の流れや押さえておきたい注意点についても詳しくご紹介します。
売れる土地の特徴は?
駅やバス停に近く交通の便が良い場所
駅やバス停が近く、交通の利便性が高い土地は人気があります。通勤や買い物が便利だと、多くの人が住みたい土地になるため、売り土地として人気が高まります。食料品や日用品の買い物ができるスーパーやコンビニがある、通院できる病院が近くにある土地など、歩いて行ける距離に日常生活に必要な施設があると、車がなくても暮らしやすいので、特に人気があります。都市部の土地なら商業施設や事業用ビルの需要が高いため、より高額の売値がつく可能性もあります。
建築条件が良い
容積率や建ぺい率など、建築条件が良い土地は、買い手が家や建物を建てやすくなるため、人気があります。例えば、容積率が高いと大きな建物を建築できますし、建ぺい率が高いと敷地を目いっぱい使った設計が可能となります。ただし、敷地に接している道路の幅によっては、指定された最大容積率が使い切れないこともあります。
また、用途地域の制限が少ないと、住宅や店舗など幅広い用途で使えます。こうした条件が整っていると、買い手の希望に合わせやすくなり、早く高く売れる可能性が高まります。
日当たりが良く、静かな環境
明るくて暖かい日差しが入る土地は、住む人の気分を良くしますし、洗濯などの日常生活にも適しているため、人気があります。また、車の音や工場の音が少なく、静かな場所も好まれます。木々が多い緑豊かな環境も、リラックスできるため人気です。また、地域の治安の良さも、土地の評価に直結するため重要なポイントになります。
形が良い土地
土地の形が綺麗な四角に整っている土地は、利用しやすく建築計画も立てやすいため人気があります。また、坂や段差が少ない平らな土地も、昇り降りの負担が少なく、難しい開発工事を避けることができるため、好まれます。こういった土地は、建物の設計がしやすく、様々な用途の活用が可能となるため、多くの人に選ばれやすい傾向にあります。
売れない土地の特徴は?
立地の悪い土地
駅やバス停などの公共交通機関から遠い土地は、不便に感じる人が多く、なかなか売れません。また、周りにスーパーや病院などの商業施設が少ないと、生活しづらくなります。特に近年は車を利用しない人が増えており、高齢者を中心に利便性の高い駅近物件への住み替えが進んでおり、その傾向が顕著です。
不整形地
三角形やとても狭い土地など、変わった形状の土地は、建物を建てる際に工夫が必要となり、設計も難しくなります。土地の使い道も限られてくるため、買い手が少なく、売却に時間がかかる可能性があります。また、接道する道路が、建築基準法に則った道路なのかも重要です。道路の幅員が狭いとセットバックが必要なため、本来の土地の広さを活かせない場合がありますし、そもそも道路が無ければ、建築自体が難しいこともあります。
環境や地盤に問題がある
地盤が弱い場所、川の近くで洪水の心配がある場所、山手で土砂崩れの危険性がある場所など、安全面で不安のある土地は、売るのが難しいことがあります。また、近くにゴミ処理場や墓地、工場などがあると、景観やにおいの問題で敬遠されることが多くなります。さらに治安が悪いエリアの場合も、住居向けの売り土地としての人気は低くなります。
土地活用一筋54年。累計着工戸数120,000戸超の実績。
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売却までの主な流れ
売却までの主な流れについてご紹介致します。
初めに、売却相談をします。信頼できる業者を選ぶためにも、複数の業者に相談したほうがいいでしょう。
次に、売却したい土地の査定をします。業者によって査定額が変わることがありますので、どうしてその額になるのか詳しく聞いて、安心できる業者をここで選ぶのがポイントです。
そして、選んだ業者との媒介契約を結びます。業者と媒介契約を結んだら、業者が売却活動をしてくれます。
途中、状況報告等がありますので、売出し価格等が妥当であるかどうか、考える材料にしましょう。
それから、購入希望者が現れると、売却の交渉となり、お互いに納得いけば買主との売買契約を結びます。この時、一般的に手付金を受領します。
最後に、土地を明け渡す準備を整えて、買主への引渡しとなり、残代金を受領することになります。ト
期間
土地を明け渡すまでの平均的な期間としては、3ヶ月から半年です。
人気度や季節柄によって、最短で2週間~1ヶ月というケースもありますが、それは特別な場合と考える方が妥当であるといえるでしょう。
注意点
平均的な期間は上記したとおりですが、実際の期間は売主の態度によって決まるもの。
長すぎても短すぎてもよくありません。
「あの土地何年も売りに出されているけれど、買い手がついていないな」という土地をたまに見かけますよね?
売れない土地にはいくつか理由があるので一概には言えませんが、中々売れない理由の一つに「高すぎる売り出し価格」というものがあります。
例えば、5000万円で売りに出しており、中々その価格で購入希望してもらえないにも関わらず「急いでいないから」と値段にこだわり続けてしまって、期間が長くなった上に結局、3000万円でしか売れなかったということになりうるのです。
期間が長くなってしまうと、維持費や固定資産税がかかってしまい、妥協した価格で売っていればかからなかった経費もかさむことになります。
土地によってその性質は様々で、適正な価格や期間は様々です。
希望価格を叶えつつ、売り時を逃がさないためにも、3ヶ月から半年くらいでと目安を決めるのも、賢い売却方法の一つであると言えそうです。
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よくあるご質問
- 土地活用・不動産経営は初心者なのですが、どのように相談をおこなえばよいでしょうか?
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