モデルルームのデザイン・作り方(1/4)

モデルルームのデザイン・作り方

有限会社カサゴラコーポレーション 代表取締役 高原美由紀
一級建築士として25年以上、一万組の家族の健康や人間関係を住まいのデザインを変えることで解決してきたデザイナー。心理学、脳科学などの人間科学を活用した独自の「空間デザインの科学」によって、人の健康と幸せ、その人の望む生き方を空間デザインに翻訳する。

生和のモデルルームに活きるこだわり
モデルルームづくりのプロの秘訣を紹介!

モデルルームは住まいらしく作るだけでは、魅力あるモデルルームになりません。住まいである一方、商業施設の性格も持っています。魅力あるモデルルームは、訪れる方に住んでみたい!と思わせてくれます。今回は、心理学や行動分析学の知見を活かしてつくられた「クリア岩本町」のモデルルームのプロセスと秘訣を公開します。

まず、モデルルームを作る時、居住者を具体的にイメージしてから始めます。「クリア岩本町」では、物にこだわりのある都心勤務の30代DINKSを想定しました。そして、30代DINKSに好まれるナチュラルでモダンなインテリアとすることにしました。内装は、色幅があり木目が揺れた無垢板のような美しいフローリング。建具は床とコントラストをつけ、ナチュラルな中にアクセントを効かせたモダンな内装です。

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